2023-01-01から1年間の記事一覧

立夏

『立夏のヒミツ』うわわーん!涼しくなって、お外で遊べる時間が増えて汗をかいても走り回ってももういつまでもいっぱい好きなだけやりたいことができるようになった!何をするにも気候のいい秋──すばらしいことだ!だけど──ひとつだけ、悲しいのは夕日を見…

吹雪

『クールダウン』今日は涼しくて穏やかな日ですね。こころなしかいつもよりも静かで、おやつもたくさん残っている──きっと蛍姉がおだんごを作りすぎてみんなが満腹になったに違いない。小さな子供たちが言っていたようにたくさん食べたおばけたちが満足して…

『お月見?』うーん?どういうことだったのかよくわからないけれど──子供たちのリクエストがあったからお月見の時に蛍が個人的に着てほしくて作っていると伝えた家族みんなの分のコスプレ衣装は早めに作って用意しておいたり、おだんごもなるべくたくさん作…

『何かがあった』不思議なことだ──みんなの分のおやつを買って帰ってみると警戒するように遠巻きに観察されいつの間にかおやつだけ取られて誰もいなくなってしまった。普段はまとわりついてきて離れないのに──まるで膨張する宇宙のようだ。宇宙とは──神秘的…

虹子

『さがしています』あれーっ?おにいちゃん、こっちのほうにさっき──まるいまあるいおつきさまがちょこちょこあるいてこなかった?みづきちゃん──また、にげられちゃったのかな?おともだちにこえをかけ、たのんでみて──もうすこしさきのおつきみをもっとは…

ヒカル

『子供たちのうわさ』汗をかいてひたむきに走っている時も、涼しい風を感じて立ち止まる時も──家に帰ってさわやかにお風呂を楽しんでゆったりした気分の時でさえ、秋の優しい気配を感じるときにはいつも聞こえてくる──企みのような、また何かお騒がせかもし…

観月

『つなわたり』いそがしい、いそがしい。今日も暑かったの。のんびり休憩も取りながらお外で遊べるのが一番なのだが、何しろ夏はあっというまに過ぎて行ってしまう。もうできない遊びもだんだん増えていくだろうし、子供たちが捕まえられない来年まで出会え…

真璃

『マリーのねがい』今日も暑かったわね。とっても必要な用事があって駆けまわっていたとなればなおさら──あっ、言っちゃった!もう少し秘密にしていたかったのに──聞かなかったことにしてくれる?いいの?フェルゼン、やさしいのね!そんなやさしいフェルゼ…

青空

『おつきみ』おつきみはまだかな?きょうかな、あしたかな?つきがまるくなるとみんながよろこびおどってうたいおいしいものをおなかいっぱいにたべるという。そんな!まさかつきがまるいだけで!?それだけじゃないよ。おつきさまがきれいだしおだんごはお…

綿雪

『今日も暑かった!』ふうふうたいへんたいへん──ユキが、おうちに帰ってみんなを待っていると駆けこんでくる足音、にぎやかな声──みんながみんな涼しい日影と冷たい飲み物を求めて大騒ぎなの。ユキは、くたびれる前に無理をしないように帰って来るけれどみ…

星花

『今日から』ぎらぎら暑い昼間の一日がもうそんなに長くなく──日陰に逃げ込むようにして夕暮れを待てばもう日が落ちる山の向こうから──虫の声がする草むらから──夕立の後の薄くちぎれた雲のほうからだって秋の気配はさりげなくついに私たちのもとに届く──夏…

夕凪

『暑い日のお楽しみ』9月になってもまだまだ暑い!夕凪、なんとなくそんな気はしていたんだ。鈴虫の声が聞こえてきても──朝晩におなかを出していたら冷えてしまっても、それでもなんだか予感がしていた──まだまだ夏はそう簡単には終わったりしないというこ…

綿雪

『ユキはやり残したことがある』夏休みが終わります──いつもの年よりもなんだか暑かったような、そして、またいつもの年みたいに長いようで短かった夏休み。お兄ちゃんは、何が一番の思い出になった?ユキは、あんまり体を悪くしないでおうちでゆっくりでき…

観月

『工作の時間』小学校にあがりお姉さんになるとみなが夏休みに好きなことをする宿題があるという──これを自由研究と呼ぶそうな。都市の違う子供の好みを参考に献立を考えたりむかしの時刻表と今をくらべたりする。それはとても大変で時間と根気を要するのだ…

『夏休みもそろそろ』麦茶を飲んで一息ついて落ち着いてから──ふー。いつのまにか、夏休みも終わりが見えるくらいの時期になりました。涼しい時間には、とんぼがたくさん庭を飛んでいる季節。宿題もだいたい終わったし夜更かしもしてみんなとよく遊んだ。楽…

ヒカル

『自分自身』いつも最後に頼りにするのは自分の積み重ねてきた力──反復練習を繰り返し、理想通りの動きを求める。人は高みを目指す──だけど、厳しい道を進むとき、一番の強敵として立ちはだかるのもまた自分なのではないだろうか。繰り返す練習で気が付かな…

『私たちの』みんなによくからかわれて言われていることを知っている──冗談なのはわかっていて、誰も本当にそんなことになるなんて思いもしない──私と小雨ちゃんを足して割ったらちょうどいいってこと!別に、私だって時々そう思うからそれはかまわないのよ…

小雨

『小雨の夏休み』大騒ぎの声が朝から晩までやまないにぎやかな夏休みも、夜が更けて涼しい風が吹くころには世界は静まり返り小雨のお部屋も穏やかな寝息で包まれる──そんな時間に、どうしてなのか楽しくて疲れているのはわかっているのに、明日もきっと大変…

立夏

『夏の暑さ』うわーん!うわわわーん!せっかくの夏休み、みんなと遊びたくてわくわくしている立夏なのに氷柱ちゃんが暑さで疲れて遊んでくれなくなってしまった──いつも横になってふうふう言って立夏がくっついてちゅーをすると怒るようになってしまった!…

夕凪

『マジカルワード』暑い日でも負けずによく遊びよく水分を取り、よく宿題をする!得意な分野を教え合い、助け合って夕凪でもなんだか不思議と夏休みの宿題が片付いていくように見えている──?今年の夏はとんでもない夏ではないだろうか!?このままだと、ち…

虹子

『きままに』なつやすみのすごしかたはひとそれぞれ。あそんだり──おべんきょうをしたり──おひるねしてすごすのもすばらしい。なつやすみをいきるひとにまちがいなどないのだ!にじこは──こんなに、みんながおうちにいてくれるととってもうれしいからあっち…

青空

『ふぁんたす』なつのよるはひとあじちがう。ろまんてぃっくでふぁんたすてぃっく。はなびがすぐあがったり、ほしがきらきらみえたり──おひるよりもすずしくてすごしやすいのでまほうのようだとみんながいう。そんなにいいものだなんてそら、しらなかった。…

『謎が謎を呼び』人の心は誰にもわからないもの。気持ちが言葉にできたら届かなくてもそれでいいと言うのに──伝わらなければ悲しい。大事な思いがあることをわかってほしい──あさひが何か言いたいようだ。別に自慢というわけでもないが20人きょうだいの次…

あさひ

『わわーん!』びゃああー!あばあー!ぐすっ、ぐす──にゃーにゃ、こっち!うおっし!ぱたぱた──ぐるぐる──(うえーん! みんなが、あさひとあそんでくれないの── ごほんばっかりよんでいるの。 もうこうなったら あさひはでていく! いえでをする! ベッド…

吹雪

『Never Not』これは、まとまりのない話であり答えは見つけられていません──読書感想文に読む本を探しています。ただし、その前提はこの話に必要ありません。世の中にはたくさんの本があり、それは主観的な分類をしていくといくつかの種類に分けられるようで…

海晴

『夏休みの宿題』やりたいことがいっぱい、時間も豪勢にたっぷりの夏休み。小学生の頃は夢でいっぱい──なんでもできて、すべての願いが叶いそうなそんな気もしてくるけど、実際は甘くない。早起きしてラジオ体操をするはずが調子に乗った夜更かしのせいで寝…

『ゴロゴロ』立夏ちゃんが私たちの部屋に帰ってきた。夜には戻る場所があるってすっかり忘れたような顔をしてあっちに行ったりこっちに行ったりそれならそれでいいのにって思っていたのに──帰ったらそんなことがあったって何にも知らないみたいにまるで、最…

立夏

『夏休み』ででっででっ今日もいい日だ。立夏だヨ。毎日毎日、暑くて大変。せめて夜はぐっすり寝ないと体力が戻らないじゃないか。でも、夜になっても寝苦しい暑さがまだ少し残っているじゃないか──どうする?だったら、眠くなるまで楽しいことをして疲れき…

ヒカル

『迷うのは』食欲のなくなりがちな夏に力をつける食事とは──そして、朝の涼しい時間を有効に使えるのか。宿題はいつから始めていつまでに片付ける?アイスの味と言えば──?迷わないで済むのは汗をかいたときに着替えた服が洗濯して乾いてすぐ着れる!夏の暑…

観月

『迎える日々は』朝早くから姉じゃたちは忙しい。ごはんの支度をして花壇に水をあげてみんなでそろってラジオ体操──朝の涼しいうちにお仕事をしているとだんだん日が高くなったころにはちょうど休憩時間がやって来る。日陰でお昼寝も気持ちがいい──宿題を済…