虹子

『きままに』
なつやすみのすごしかたは
ひとそれぞれ。
あそんだり──
おべんきょうをしたり──
おひるねしてすごすのも
すばらしい。
なつやすみをいきるひとに
まちがいなど
ないのだ!
にじこは──
こんなに、みんながおうちにいてくれると
とってもうれしいから
あっちにもこっちにも
はしっていって
あれもこれも
なんでもしたいのだ!
なつやすみのたのしいことを
ひとつのこらず
すいこんで
おおきくそだつにじこ。
いっしょにラジオたいそうをするのは
だれだろう?
おえかきであそんでくれるのは
だれだろう?
おうまさんごっこにのせてくれるのは
だれだろう──
なにしろ、おうちのなかは
すみからすみまで
のこらずすべてがなつやすみ。
こんなにたのしいことが
いっぱいあるまいにち、
にじこがうまれてからこんなこと
あっただろうか?
きょねんもあったの?
みんな、いっしょだった?
そうなんだ。
でも、にじこがおねえさんになって
ちからがついて
すぐにおやすみしなくてよくなって、
そうしたらいっぱいあそべている
ことしのなつやすみなのだから──
おおきくなったぶん
たのしいような
きがする!
おにいちゃんも、おおきいからたのしいなつやすみなのかな?
あついなつ、
ねているこどものところへだって
おべんきょうしているこどものところへだって
たのしくすごしていて
とてもおもしろいほんをよみおえたひとのところへだって
にじこがかけつけて、
こんなに──いいなつやすみをすごしているんだねって
いつも、おどろいているまいにちだ!