2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧
『イエスノー』 私たちの小学校が始まりました。 始業式と違い、今日は学習指導が始まり 夏休みをどのように有意義に過ごしたか 絵日記などの宿題を確認した先生が 優秀な作品を生徒たちの前に提示する── といった勉強が行われます。 休日にどこへ出かけたの…
『嵐の中』 大きいようで小さい国の 遠くで今も激しく雨を起こす台風は 私たちの街にも雨と風を運んだ後 午後からはもうすっかりいいお天気の 久しぶりの暑さを届けました。 窓を開けて涼しい雨の匂いに触れていたユキちゃんも あまりの暑さに怖くなって引っ…
『王者の風格』 アピールタイムの一人当たりの時間が少なくなった思わぬ展開も 立夏ちゃんにうまく調子に乗せられて出場することになった氷柱ちゃんとの 非情な姉妹対決も乗り越えて 愛の力たったひとつで王冠をつかみ取り お米を持ち帰ることができても 少…
『むみみも』 みみむもむみむも みももむも。 はーい あーばっば! とんとん あむあむな ふくぷいっ みっちゅ まみむま もむもむ おばばおにゅるまんまる まままっ まあー! (みすこんみすこん みんなよろこべ あさひがでてあげる! あめがふるから みじか…
『おてつだい』 夕凪の楽しかった夏も 今日と明日でぜんぶ終わり! じっとしていられるわけがないでしょ、の お祭りの一日目です。 そんな時に限って雨! 明日もずっと雨! しかもこれから激しくなる予報…… がーん! でもまあ お天気が好きなお天気家族は お…
『お祭り』 そうね…… お祭りね。 世の中にはそういうものも あるかもしれないわね。 なぜか子供みたいな浴衣を着せられて なぜか子供みたいな綿あめで喜び 地元の人しか通じない謎の音頭に合わせて 何の疑問もなく創作ダンスをするという 納涼とか地域活性化…
『静かな夕暮れ』 西の空が山際から朱色に染まりはじめる頃 ほんの少し冷たさを感じるようになった風がそっと お昼までのにぎやかさをこっそりさらっていくみたいに 今はすっかり、夜に変わる前の時刻が 落ち着くような寂しいような とても激しい夏の午後で…
『あり』 たくましく伸びた夏らしい緑の雑草をくぐって ぐんぐん進むあり。 青空がお外でいつも探している。 小さくも力強く 炎天下に負けない ありの群れは わがやのお庭でも一列になって ときどき上空から降ってくる青空の手に慌てながらお仕事をするの。 …
『おもち』 おもちのおやつは いただきもの。 チョコがかかっているらしいの、 どこかのおいしいおみやげなんだって。 さくらのおやつはおなし。 しゃくしゃくかんで あまいおなし。 テーブルにあるのは おもちのはこ…… からっからっからから からっぽのはこ…
『泥土』 目を覚ましたときから激しかった雨のために 今朝ばかりは朝のラジオ体操は中止。 夏休みも残りわずかとなり 朝の楽しみが一日分なくなった寂しさに 早くも沈みかけたはじまりの時。 しかし起きて来たみんなに本日は特別にハンコを一つ。 お天気番組…
『さっかー』 ぼーる とんでいっちゃう。 ばびゅー! そらをとんで そしたら ひろっちゃう。 にがさない! うまいねえー。 れんしゅうしたんだねえ。 でも さっかーって、なんであしだけ? あと なんで、ぼーる? そら、しらない。 みんなもしらない。 しら…
『大漁』 はだしで廊下を歩いているといろいろ転がっているのはよくあることだけど 今日は間違えて踏んでしまうものではなく 明らかに一目でわかる山のような、というか 山にして積んでおいたら限界を迎えて崩れたような かなり無茶がある量の毛布の山。 何…
『秘密の香り』 あーちゃんの様子が少し大人しい気がするの。 ミルクも飲んでたくさんはしゃいで 寝かしつけの子守歌に合わせてうれしがって手を打ったりするところは変わらなくて いつもお兄ちゃんに抱っこしてもらうといつも笑顔になるくらい眠るのが好き…
『ぐーぱ』 あばるばおちゃっちゃ ぐーぱ すーや ふうっ、おおっ! ちゅんくるちゅんくる ららららー あーたんにゃーたん おばおばおねむ? うんむ──ぐずぐず ううんっ すぅ…… (あかちゃんのおしごとは いちにちじゅう よくねること。 やるぞ! みんながあ…
『キャッスル』 忘れ物はない? たくさん増えたおみやげものや かばんをぱつぱつにするせんたくもの。 お風呂場でようやく乾かしてたたんだ水着、 それから袋に半分くらい残ったおやつ。 電車の切符も、残りわずかな日焼け止めも ちいさいあさひもぜんぶ確認…
『折り返し地点』 光が揺れる海のほうから潮風が届く大磯は お昼を歩いてみたらどこかがなぜか 熱い夏の真っ盛りだった頃とは違う。 昨日は電車でおでかけをして、昼間の海辺をみんなで散歩したのは確か ほんのおととい。 陽射しに負けないくらいはしゃいで …
『アクアリウム』 生まれたてのあさひの まだ幼い夏の光が 広い海も街も照らす頃。 大磯駅から旅ははじまり 熱海駅で乗り換え そのままJR東海道線を進んで三島駅へ到着したら 伊豆箱根鉄道長岡線を伊豆長岡駅へ。 そこからバスは出発し まもなく目的地の三津…
『始原』 かわいいという概念は 人をひきつけるものだと聞いた。 かわいい、とは? 私がかわいいとしてもオマエは喜ぶのか? 厳しく怖い容赦のない海晴姉が たまにやけに優しくなるとかわいいのだろうか? 吹雪がいつか言っていた気がするある研究によると、…
『つららちゃんのあそび』 うみがみえる おやまのこうえんはおおきいの。 どこまでもひろい。 はてしなくひろい。 はしってもはしっても いきどまりなんてなくて うみはずっととおく。 まるいおおきなほしの いちばんおおきなこうえん かな? だからそらちゃ…
『予定表』 海晴姉様がぴっちりのズボンのポケットにしまって管理している わりと小さな家族用のスケジュール帳に 夏の風物詩あれこれの落書きと共に カラフルな色で書き分けられた旅行中の簡単な予定によれば 昨日は海水浴で 今日はゆっくりホテルの部屋で…
『解放』 真夏の海は、水着の海。 たくさんたくさんの人たちが波に濡れ、肌をさらし 水平線ひろがる大きな海では恥ずかしがることもない。 あんまり濡れた服では帰れないので そうなったら着替えるか、夏場ならまあ乾くまで待ってもいいが あらかじめ海水浴…
『旅路の果て』 電車に乗って長く果てしのない旅。 なかなかじっとしていられない子が多いので 長い旅は常にトラブルと隣り合わせ。 緊張と驚きの連続。 だけど今年の道のりは 念のため忘れ物の確認に車両に戻った小雨ちゃんが 降りてこないまま電車が発車し…
『前進』 とっても暑い日は おでかけの話、勇気を試される水着になろうとする話も大事だけど 汗をかいてもすっきりの シャワーやお風呂が何より楽しみに決まっているの。 どんな石鹸のいい匂いをさせているのか 体中が汗びっしょりで こんなときにはどこから…
『ディスカバリー』 慣性形の中でエネルギーと物質が振舞う行動を記録した 特殊相対性理論は1905年に、 それを拡張した一般相対性理論は1915年から1916年にかけて 発表されています。 つまり範囲を限定したところから研究は始まり やがて完成に…
『あつあつ』 るんるんしているの。 きょう、とっても あっついねえー! やっぱり夏だからかな。 うん、 夏だからだな! あつくてね、 まるいむぎわらおぼうしを さくらがかぶって歩きだすと よくそだったひまわりは大きすぎてこわいし アイスがとけてさくら…
『うみのまち』 まぶしくて広いビーチ、 かがやく砂浜。 ママが育ったふるさとには大きな海水浴場があって あついあつい夏になるとたくさんの人が 波打ち際ではじける水しぶきと、ひと夏の思い出を求めて集まる。 小さい頃からいつも、旅先は海って決まって…
『時の流れ』 もうすぐ夏の旅行がやって来る! 荷物を選んでかばんにつめる忙しい日々は まだなんにもできていないうちに あっというまに過ぎて行ってしまう。 どうしても持っていくものを選べなくて 一人分の旅行かばんに入りきらなくて あまりにもあわてる…
『準備開始』 楽しい夏休みがはじまって 家中エネルギーで溢れている生活。 もう8月になるとそろそろ落ち着いたかな、 と思っていたところに 旅行の準備があって忙しくなってくるのだから 夏というのは油断ができない季節だわ。 こんなふうにうやむやに 心…
『風物詩』 むしむしする暑い夜 しっとり暗い真夏の夜に 似合うのは こわいはなし! 何しろ窓をとんとんと叩くような音や 遠くの悲鳴みたいに聞こえる声が聞こえるたびに ぞくぞくっと背中が涼しくなる。 普段気にしていない小さい音に反応しているだけだっ…
『雨あがり』 昨日までは、少し雨が降っても湿度が上がるだけで 涼しくなることはなかったのに やっぱり雷が窓を揺らすような豪雨が通り過ぎた夜は 肌寒さも感じるもの。 雷で泣き出した後で 雨の音が収まったらけろりとした顔で むしろ刺激が足りないみたい…