2024-01-01から1年間の記事一覧
『堕天』聞こえてくる祭囃子とあれはおそらく子供たちのにぎやかな声──夏休みも半ばを過ぎた。オリンピックも閉会式で一区切り。フェスはごはん派が意地を見せ、まるで夜明けに見る夢のようなお祭りの日々はだんだんと通り過ぎていく。明るくなっていく暁に…
『ビューティー』おなかいっぱい食べられるならパンでもごはんでもパスタでもうれしい──一緒におなかいっぱいになってくれる家族が小雨にいるからもっとうれしい──みんなが幸せそうで、まるで小雨まで幸せを分けてもらっているみたい。みんなのことを思って…
『因縁』はるか昔から──陰と陽、常世と現世、おのことおなご──かくはんされて時に混ざり合い、またある時は分かたれそれぞれの意志を交わし合うもの──ある場合は力比べもかけっこもして腕前を競うであろう。組み合って決着がついたら元の通りに仲良し。でも…
『やるぞ!』気が付いたらもう8月もなかば。予定通りに進んでいればそろそろ終わりが見えていたはずの宿題は今年ばかりは──ついついオリンピック観戦、毎晩の夜更かし──いくら体力に自信があったって夏の暑さと限られた時間では思ったほど計画が片付かない…
『まだみぬ』ほら!あたらしいけしきがひろがる!おにいちゃんにもみせてあげたい──こどもたちのあいだでは、いま、えにっきがひそかなブーム。おてつだいをした、よいこのこと──おそとでみんなところがったよくあそんだひのこと──なつやすみでおにいちゃん…
『ばばーん!』どっどっどごろごろごろどーん!ばあー!うふふ。にゃーにゃ、にゃーにゃ──ごろごろごろどかーん!(おとがする! なんか、なってる! こわがってるの? かくれるの? あさひがばあーってして わらわせてあげる! あさひ、おとがしてもちょっ…
『しっかり睡眠を』うと……うと……オリンピックの応援に盛り上がり寝不足になりがちなのは──何も、運動が好きなヒカルちゃんだけではない。見ていると面白くてみんなと話しながらだったりヒカルちゃんの解説もあるおかげで、にわかにスポーツ観戦の楽しさに目…
『夢を見た』雨の後で涼しくなりよく遊んだ子供たちが泥だらけで帰って来て──まだ明るいというのにお風呂できれいになった子たちは少し遅いお昼寝の時間じゃ。わらわも、タオルケットをかけてもうすぐ夢に落ちる──そんな予感がする。夏場のお昼寝はいつでも…
『青空の金メダル』オリンピックにでているごっこをして──おすもうでかった!えほんのよみきかせでまけた!がんばったみんなにけんとうをたたえて──メダルをおくります。そのためにみんなでいっぱいメダルをつくったよ。これは、みどりメダル。こっちは、か…
『メモリ』夏らしい暑い日が続きます。こういう時こそ、食事で栄養をとって体を作っていかなければいけない──というわけで、春風姉や蛍姉はいつも以上に腕が鳴るとキッチンで真面目な顔を見せる──そういう季節のようです。そのおかげで、今のところは体調を…
『発見』今日も暑い日だったわね。わがやの良い子たちは言いつけをきちんと守って特に暑い時間帯はおうちの中で過ごすし手がかからなくて何も心配はいらない。今日は──涼しくなって外で遊ぶために髪が伸びていないか見てあげて遊びやすいように結んで──こん…
『オペラ』こうでもない──これも、ちょっとちがうかな──やはり、なかなかしっくりこないのは勝利の時に選手たちが見せるあの!さわやかな表情のガッツポーズ。ついつい、真似をしてみたくなりませんか?今日はヒカルちゃんも疲れたみたいで早めにお休み。そ…
『かわいいヒカルちゃん』今日もヒカルお姉ちゃんはテレビがだいすき。おうえんしているせんしゅがかったらうわわーん!がんばった!おしいところでまけたらうわわーん!がんばったのに!人のこころをうごかす──それがスポーツ。おにごっこでもキャッチボー…
『まさかの』今日もテレビの前はにぎやかだ。世界の強豪を相手に食らいついて奇跡の逆転劇をつかみとる話も健闘の末に敗れても戦い抜く姿が人々の記憶に残る話も──見れば見るほど面白いそうだ。全てが新しく底がわからず自分の中にあるものを見つけ──あるい…
『ヒカルは落ち着いた』みんなには心配をかけた。ひとときも目が離せなくて夢中になるけれど──一日中では、さすがに体を壊すからな。それに時間も夜になってしまうし生活が不規則でみんなと遊べないヒカルになったら大変だ。楽しいことばっかり選べる夏休み…
『暑さに負けない』ヒカルちゃんなら大丈夫!涼しいお部屋でゆっくり休んでいます。別に熱中症というわけでは全然ないんだけど、夢中になってスポーツ観戦をしていたからちゃんと休憩を入れるように春風が良く見てあげて今日はとうとうドクターストップ。テ…
『開幕』いよいよ始まったわね!世界中から集まった選手が競い合うスポーツの祭典──四年に一度のオリンピックよ!やっぱりいいわね──ルールをそんなに知らない詳しくない競技でもヒカルお姉ちゃまに教えてもらったりして見ているうちに──なんとなく引き込ま…
『まったりしたい』暑い日はだらだら過ごしがち──だけど、無理をしたって仕方がないしここは開き直ってだらだらする毎日をいかに楽しみ有意義にするかそれこそが夏の過ごし方ではないか!というのが──最近の、星花の周りの子たちの意見。やるべきことはとり…
『自分だけの宿題』うわーん!中学生の宿題は大変だ。毎日コツコツ進めないとたくさんあるし──それに、絵日記みたいな楽しいのはちっともないし。ちびちゃんの妹たちが宿題宿題と言いながらけっこう笑顔で向き合っているあれやらこれやら──もう大きくなった…
『いちばんの絵日記』夏休みの宿題のひとつ、いつもわくわくしてときどき書くことに困ったりもするそれは絵日記。わたしの毎日にあったことを素直な気持ちで──思うまま──楽しかったです、と書くことができたら宿題は花丸。よくできた内容に書けたなら自分も…
『特に何も』今日も暑かったわね。どこかに出かけるのも難しいしかといって家の中にいてもだらだらするだけ──みんなのあいだで涼しい気候のリゾート地へ向かう旅行の話題が出るのもそれは当たり前のことで何も不思議ではない。ただひとつだけ──小さい子もい…
『こさめちゃんのばしょ』ふーあついあつい。あせがだらだらこぼれてくる。こんなとき、みんながさがすすずしいばしょ。そこにはつめたいのみものがあって──アイスやひえたみずようかんもならんでいて──なによりいちばんいいのはみんなのだいすきなこさめち…
『涼しく過ごすには』今日も暑かったですね。夏が来て良く晴れるほどウキウキして、調子がいい子もいるけれどもちろん小雨は毎日夏の暑さに負けて──へとへとになっているほうです。ふうふう。日陰で休んで涼しい風の通る場所を探して。もう、夏が来ている間…
『まぶしい真夏の季節』梅雨が明けてまぶしい太陽が輝くころ──おいしいアイス。涼しげなおそうめん。わくわくする楽しそうな雰囲気があふれてふと通り過ぎる優しいそよ風も伝えている。季節はとうとう夏休みに近づいていく──もう、頭からつま先まで夕凪のた…
『雨のあと』梅雨が明けたそうじゃ。これからは良く晴れた暑い日が続くという──このあいだまでのいつやむのかわからぬしとしと雨はもうないということじゃ──昔から、雨をもたらすのは竜の神様と決まっている。そう──滝を登って姿を変じ雷雲を身にまとう、あ…
『やがてもうすぐ』まもなく──しとしとじめじめ、蒸し暑い空気と降り続けるパラパラ雨の季節が過ぎようとしています。梅雨がもうすぐ明けそうなんだって。じっとりしていてみんなも困っていたみたいだし──いよいよ、パワーに満ち溢れる太陽輝く季節がやって…
『ちゃぱちゃぱ』わあーい!ぱっぱっちゃぱちゃぱうっちゅーら!ふわああ──わわーい!どっどっばああーん!ふわああ──うっわわーい!にゃーにゃ!ぎゅっ。すうすう。(おおっ、みんなのおはなし── おでかけのよていかな!? ビーチ派のひと、おめでとう! み…
『手に汗握る』やっぱり一番盛り上がって熱くなれるのは──劣勢からの逆転。残り時間が一分を切ってピンチのマークがついているのに耐えて耐えて命をつないでそこからついにつかみ取ったチャンス──たとえば、自分の力を実感するうまくいった試合もいいけれど…
『特別の贈り物』霙ちゃんのこと──たまに、頼りないと思うこともあるかもしれない。でもそれは、張り切ってみんなの先頭に立つ性格ではないからで──あの子がちゃんと家族のことを見ていて必要な時は支えてくれようとしているんだと気が付いている子も多いは…
『パンがなければ』春風もまだまだお年頃。なんでもカンペキにこなすなんてなかなかできなくて──朝ごはんはどうしてもパンがいいって子がいるのはわかっているのに買い忘れてしまった。しゅん──でも、そんな時に頼りになるのがこんな弱い春風を支えてくれる…