『おでかけの予定はない』
もうすぐ大型連休。
行楽にはとても良い季節。
お弁当を持って
どこかに行けたらいいねなんて
よく話題になるものの──
いまのところ、具体的な予定はなし。
たぶん混雑する電車やバスは
使えないだろうなと──
そんな共通認識があるくらい。
どこどこに行きたいとか
何を見に行きたいとか
動物園が人気だとか──
そんな話があるたびに
一応、移動経路を調べてみて
私がみんなに報告したら
なんとなくその話は立ち消えという感じ──
わかっているのよ。
詳しく調べても
特に結果につながらず
報われることもないって。
ただ単に気分でやってるだけで、
可能性はゼロではないかもしれないくらいで
本気にしているわけではない──
でも、みんなに言わせると
もしかしたら、とか
万が一、とかは
希望があると思う時に使う言葉であって
あきらめているわけではないんじゃないかと
そう見えるらしい──
うーん、そうなのかな?
ともあれ、埋まっていくノートのページとは裏腹に
予定は白紙。
これが連休に
まだ無限の可能性があるとみるか──
結局決まらないまま迎える休日を見ているかは
人によるらしい。
どんな未来が待っているとしても
私たちは連休を迎えて
家族みんなで過ごすことになると思う──
だいたいそこは決まっている。
そのへんも共通認識。
私は今日も
決まるとは思えない予定を立てて
時刻表を眺める──
家族のみんなから見ても
私自身からの視点でも──
そうするのだろうと、
そこは変わらないらしい。