小雨

『緑の季節』
冷たい北風は
やがて力強い木々をはぐくむ
やさしい日差しに変わり、
芽がふくらんで
花も開き、
いま、私たちの街の景色は
伸びはじめた緑の葉で
目にも美しく──
ほんの少し前に寒さが緩んだと思ったら
もうすぐあたたかく
汗ばむような季節。
日々を忙しく
毎日いろんな出来事を重ねて過ごしているうちに──
時間が過ぎて
季節が巡るのも早いものです。
こんな時期は
怖がりの小雨も、お庭を歩いたり
公園へみんなと行ってみたり──
なにかと大胆に過ごせそう。
春を迎えたわがやに
次は、なんとすぐに
初夏がやって来るという。
どうなってしまうんだろう──?
小雨がこれからも
大胆な季節を過ごすというの?
それとも、やっぱり
いつのまにか忙しいうちに
時間の早さを感じたりするのかな?
まだ小雨にはわかりません。
たとえば──
20周年の企画がなんと25周年になったり
カウントダウン明けを楽しみにしていたら
詳細は後日だったりするけれど
やがて──そうして期待したり日々が過ぎたりする先に
待っていた楽しいことが、ついにやって来たりして。
いそがしくて
どんどん移り変わっていく世の中でも
次の季節はやって来る。
街の景色は
そろそろ青葉の頃──
小雨がどうなっていくのかは
ぜんぜん予想もできないけれど
お兄ちゃん、これからも
どうぞよろしくお願いします。
すべてがまぶしく輝く季節に──きらきら元気な小雨でいられたらと思います。