蛍

『夏休みもそろそろ』
麦茶を飲んで
一息ついて
落ち着いてから──
ふー。
いつのまにか、夏休みも
終わりが見えるくらいの時期になりました。
涼しい時間には、とんぼがたくさん庭を飛んでいる季節。
宿題もだいたい終わったし
夜更かしもして
みんなとよく遊んだ。
楽しいことは大体できた──
あとは、悔いが残らないように
最後まで走り抜けるだけ。
いろいろあった夏でした。
とはいうものの──
これからしばらくは雨が続く
不安定なお天気の予報。
今年はあと、どれくらいのことができるでしょう？
それに、今までいろいろ楽しんだことで
部屋の中には片付け忘れた
着替えや何やらが散らかって──
このくらいの時期に、一度しっかり掃除をしないと
そろそろ大変になっている気がする。
みんなに来てもらいたい浴衣も
布を広げ準備している途中で
夏休みに間に合うかは、わからない！
人手が多いところは苦手な子も多いから
お庭で花火をするくらいかもしれないけど。
でも、そんなことも
できたらいいなと思う──
夏の思い出は多くて困ることはないのだから。
うーん
夏の時間はどれくらい、
部屋はあとどれくらい
蛍の夏の無鉄砲を許容するのだろう。
やりたいことは多く
長いように思えた夏休みもいつかは終わります。
その時には、次の季節を迎えることに
何の迷いもない蛍がいますように！