蛍

『２月が来た』
２月になりました！
去年の末くらいは
クリスマスにお正月──
蛍の腕を振るう機会が多かったものですが
気が付いたらもう２月。
ぼんやりしていたのかしら？
それとも、思ったより早く
時間が過ぎていくのを
蛍だけが知らなかったのかもしれない──
なんて。
あっというまに
もうすぐ節分。
海苔巻きを作ったらいいのかな──
そしてみんながお楽しみの
バレンタイン。
もう、今からわくわくしているなんて
どうしよう？
おかしいですか？
それからもう少しすれば
ひな祭りにも──おいしいものをたくさん作ってみたいし
あ！
もしかしたら、そのうちに
お花見の話まで出て来たりするのでは！？
みんなで冬を乗り越えて
あたたかい日差しの中で過ごす──
そんな時に蛍のお料理が少しだけお役に立てるなら
とってもうれしいことだ──
こんなに幸せでいいのかな？
その時が来たら──また季節の節目をお兄ちゃんと一緒に
重ねていけるのだ。
一か月くらいぼうっとしていたことなんて
取り返して有り余るおつりがくるくらい。
ところで蛍は
昔から、なぜか落ち着いていて
穏やかだと言われることがありますが
実はあんまり
本人は、そんな気がしていない──
こんなふうにわくわくしはじめると
そうだ、じゃあこういうのはどうだろうって──
なんだかいろいろ
計画を立ててみたり──
やっぱりさすがに無謀だろうかと思ってみたり
その一部を少しだけ誰かに相談したら
なぜかずいぶん驚かれたり──
こんな話をお兄ちゃんに聞いてもらったらどうなるの？
まあ──相談するんだけど。
春に向けていろんなことがありますが
そのために、日々の食事で力をつけていきたいもの。
こういうとき──
普通のお料理じゃ物足りないかもしれない、
みんなが飽きたりしたらいけないし
本で読んであこがれた──外国のちょっと珍しくて
難しそうなお料理を試してみるのはどうだろう。
寒さに負けない強い体を作る
ちょっといい素材を使って
少し予算がかさんでしまっても
たまには、そういうこともある──
これから忙しくなる前に
いま、なんとなくそういう挑戦をしてみたい気分になったりしたって
不思議じゃない──
いやいや！
さすがにいけないかな？
では、今年も長い冬をお兄ちゃんと過ごし
やがて春を迎える時もまた一緒にいることになる──
そんな日々をどきどきしたり少しものを考えたりしながら
過ごしていきたいと思います──
２月も蛍をよろしくお願いします、お兄ちゃん！