吹雪

『未来予想』
今日も気温があまり上がらず
体調には気を付けないといけない日が続きます。
私の家族は、学校から寄り道せずに帰り
家で暖かくして過ごす子が多いです──
買い出しが必要になる場合でも
インターネットを利用して注文すれば
あまり時間をかけずに届けてもらうことも可能だそうです。
実際にお店で手に取って確認し
持ち帰る場合と比べたら
思いもよらない失敗がときどきあるとも言いますが──
世の中が便利になって
選択肢が増えるのは良いことです。
日々が豊かになる、
かもしれない──
それまでになかった出会いや発見が増える、
かもしれない──
科学の発展は例外なく
まだ見ぬ視点を切り開き
新しい可能性を探す者の味方となり
必ず世界の何者かに
まるで奇跡のような体験を届けるのだと──
そのような考え方もできます。
たとえば同じ家にいる私たちが
毎日それぞれの思いを日記に残すとき
読んでもらうことに
便利なツールとなるかもしれないし──
お互いの声を知ることができるかもしれない。
世界が変わっていくことで
私たちの大事な日記もきっと何かが変化していくのでしょうね。
たとえばいつか未来には
機械の中に私たちの姿を再現して
会えない時でも機械の中にいるキミを見る──
機械の中に広がる庭園で
よく二人で過ごすまぶしい日差しと変わらない光を浴びて
いつもと似た話を──
私たちにとっては特別な話をするのです。
それは、普段こうして過ごしているのと
何が違うのだろう?
まだその時が訪れていないことは
答えを出すには不足なのだろうか──?
今日は寒いので、私も家の中にいます。
会いに来るのであれば──今日のところは機械の中でなくても大丈夫です。