『夏はおうちで』
暑い日は、なかなか外に
出られない──
それなら、おうちの中で過ごす時間を
いいものにしなくては!
ホタも家の中にいられるし、
必要な時には小さい子たちの手を
借りることもできる──
これはもしや、
お料理にお菓子作りに
新メニューの開発に
向いている環境なのでは?
この先、夏休みが来て
みんなのために作るお料理が
増える時期に向けて、
神様がくれたチャンスなのかもしれない!
きっとそうに違いない!
そういうことにしておけば
わりと気兼ねなく子供たちを呼べるかもしれない。
作業しながら一緒に話して
最近の好きなものや
流行っているものをリサーチして
献立作りに役立てることが
できるかもしれない──
ただし、わずかな難点としては
あんまり外で運動する時間も少ないので
おなかがすかなくて
せっかくのお料理やお菓子が余る場合もあること。
うーん、
全部がうまくいくというわけには
なかなかいかない──
いや待てよ、余り物メニューを開発するチャンス──
と。
レシピを考えたり今後の計画を立てたり
家にいるみんなと遊んだりしているうちに
気が付くと日は暮れて──
今この時とばかりに涼しくなった庭へ
子供たちが駆けていく。
いっぱい遊んで汗をかき
みんなでお風呂にも入ったら
もう、すっかりおなかがすいて
ホタの考え事はすべて解決に向かう──
今日も大変な暑さを乗り越えて
いっしょうけんめいに過ごしたいい日でした。
神様が、よい子たちのことを
みんな見ていたに違いない──
夕暮れの涼しい風は、今日も気持ちがいい。
お兄ちゃんも、こんなにいいお庭を歩いてみませんか?
ちょっと子供たちがうるさいかもしれないけど──
蛍がせっかくの涼しい時間を一緒に過ごしたくて、待っています。
この子はあんまりうるさくしないで、いい子にできると思うの──どうですか?