青空

『つかまえるよ』
おにいちゃんが
おでかけだ!
そらはおるすばん。
みんなはおでかけ。
だめ!
おそとはあついよ!
あせをかくよ!
すいとうのおみず、
すぐになくなっちゃうよ──
すぐにからになるすいとうは、
ちょっとかなしいよ。
でも、おおきいとおもいし
じゃまだ。
なーんだ!
でかけなければいいよ!
おうちには
れいぼうがあるし
そらがいるし
おみずもでる。
それなのに
どうしておそとにいくのだろう?
どうしてそらが
つかまえて
ひっぱって
ひきずられても──
そらのふくについた
ほこりをぱんぱんってして
いってきますって
するの!?
みんながいってしまったら
そらはさみしい。
おねがい!
おうちにいて!
そしたらね、
おにいちゃん、きいて!
わかったよ、
もうすぐなつやすみだよって
みんながいう!
そらがいっぱい
ひきずられたから
みんな、これはなつやすみを
つくるべきだって
わかったんだよ。
そら、いいことしたでしょ?
やったー!