吹雪

『かがやき』
ぴっかぴかの歌が
今日もどこからか聞こえてきて──
大掃除の季節です。
クリスマス前なのに
少し早い気もしていたら、
どうも今年は暖かい日が多かったのも良かったのか
家の中はだいぶ片付けが進んでいます。
手間をかけて掃除した場所は
なるべく汚したくない心理が
働くこともあります──
このままずっときれいで
新しい年を迎えるときも
片付いているという可能性はありえるでしょう。
掃除や整頓が行き届いていれば
探し物もすぐに見つけることができる、
必要のない道具も重要性に合わせて
適切にしまっておくなども可能──
決して簡単なことではありませんが
掃除はいいものですね。
エントロピーの法則によって
自然に散らかる場合などは観測できるのに
人の手があまり入らず、自然に片付く状態を
見つけ出すことは難しい。
したがって掃除と片付けは行わなくてはいけない──
科学法則に人の手で抗い
エントロピーの減少を目的とするのであっても
人々は年末に大掃除をするのです。
どれだけの間、片付いているでしょうか?
人は楽しみを感じ
お正月を待つ歌を口にして
喜ぶという──
それでは、片付けが済んで
きれいな状態の維持を喜ぶ歌が
人々の耳に届き続けるのであれば
あるいは──もしかすると、
わずかな影響を及ぼすのであろうか──
私がしたことと言えば
立夏姉が掃除の後に喜んで浮かれていた時に
いい歌であると考えた
自分の意見を伝えたのみ──
いいお天気が続いて
機嫌のいい人が増えることによって
物理法則に影響が出るとしたら
バタフライ効果は熱力学の法則より優先されるということが
少なくとも私の家においては成り立つ証明となり──
人が素直になり
好意的な意見を伝えることは
科学の視点から難しいとされることを可能にしていく場合もあり得る──
今後の散らかり方に注目をしていきたいと思います。
年末は──楽しいことが多いものですね。
家族が長い時間家にいる影響で、思いがけないことが起こるのでしょう。
みんながお正月を待つ歌を好む理由が、少しわかった気がします。