さくら

『おかたづけ』
としのおわりに
だいじなことは──
おかたづけ。
たたんで
しまって
きれいになる。
みんなのおへやが
あかるく
まぶしく
ちりひとつないけしき!
おねえちゃんたちは
いそがしくて
なかなか、おかたづけが
できないみたい。
でも、としがおわるんだもの。
おかたづけを
しなかったら──
なんと!
あたりは
ちらかったおへや、
ころがるおにんぎょう。
それでは
すっきりさわやかなきもちで
としがあけないかもしれないの!
そんなの──こまっちゃう。
だから、さくらは
せっせとおかたづけをして
いちねんを
よいとしでおわり
あたらしいとしを
よいとしでむかえます。
よいこたちが
クリスマスの
プレゼントをひろげたり
おしょうがつに
おきがえをしたり
お兄ちゃんとあそんだりするのに
ちらかっていたら
いけないものね。
さくら、としのおわりでも
そんなにおねえちゃんたちみたいに
いそがしくないから──
おかたづけをする!
せっせ、
せっせ、
よっこいしょ──
なんだか、たいへんじゃない!?
としのおわりはいそがしい。
はたらき、たまにやすんで
さくらも、ときどきすこしないてしまう。
でもね、それは
みんなが、かぞくとすごす
さわやかでうれしい
としあけをねがっているからなのです!