『子供たち』
そう──
ここ最近、急に寒くなったものだから
小さな子供は家で遊ぶ機会も多い。
楽しそうにしているのはわかるが──
でも、こうしてよく晴れた日に
外に出てみんなと遊んでいると
やっぱり笑顔が明るく
大きく飛び跳ねて──
あのまぶしい太陽は
水素が燃焼しているという科学的な意味よりもはるかに
私たちに大きな影響を与えているのだろう。
暖かいということ──
昼間は外で遊べるということ──
こうしてみんなで歩く日を
震えながら待ち望むということ。
夢中になって
日差しの下を楽しむということ──
あの輝く天体がもたらす贈り物の多くが
地上で過ごす小さな家族に裕福な時間をもたらす。
いいものだというのに
これから、秋が深まって冬になると
また日の光は衰え弱まっていく。
もったいない話だ。
南の島を目指して旅する者があらわれても
不思議ではないわけだ。
ああ──だが、それでも
家に帰って
こたつで暖かく過ごす喜びと
天秤にかけねばならないのだから
大変なことだ──
まだ私たちは、しばらくの間
ぎらぎらした日の光を追いかけることをやめて
暖かくして丸くなる者たちとなるのだ──
他の何も道を知らないかのように。
やがて来る暖かな日を待つ
それがまるで何よりの喜びであるかのように──