春風

『喜びを』
クリスマスの日が
過ぎていきます。
今年も大切な家族と一緒だったことに
いっぱいの感謝を思い──
おうちの良い子みんなに届いた
幸せな贈り物に
子供たちと同じくらいにはしゃぎながら
一年に一度、
にぎやかでとても特別な
優しい日が──終わっていきます。
みんな、サンタさんへのお手紙も
ちゃんと読んでもらえたみたいでよかったですね。
こんなにいい子たちが
すばらしいプレゼントを
もらえないわけがない──
私たちと一緒に
大切な一年を過ごしてくれて、
いつも元気で明るくて
大さわぎをして
わがままを言ったり、たまに素直だったり
いろんなことを教えてくれたり──
これからも、私たちの家族でずっといる──
そんな子たちが
世界中のあらゆるすべてから
愛されないわけがない。
今は笑って
クリスマスの一日を重ねる子供たちが、
いつか──
やがて、
あなたたちの受け取ったプレゼントでは
まだ、とても気持ちを伝えきれないくらいに
特別で
愛されていて
人を幸せにする力がたくさんあって
そして、私はいつも
幸せだということを
あの子たちにわかってもらえたら──
その気持ちを届けることは
喜んでもらえる立派なプレゼントと比べたって
たぶんとても大変なんだけど、
でも、春風もたまにはわがままを言ってみたい。
どうか、あなたたちのこれからが
喜びばかりでありますように──
あなたの幸せを願う人が
ここにいることを
どうか忘れないでいてくれますように。
あなたがまた、素敵なクリスマスを過ごせますように。
本当に、それだけ叶うなら
春風は何にもいらない──
いらないこともないけど
あまりいらない──
もう、こんなにたくさんもらっている分で
両手はいっぱいです。
私の大事な王子様も、そう思ってくれているかしら?
ふたりで──とてもいいクリスマスを今年も迎えられたなって。
今日も星がきれいで
うっとりするような夜ですね。
寒くても心があたたかい──これでは、一生に一度でもぜいたくすぎる記念日です。