吹雪

『フィッシュフック』
夏休みです。
今日は気温も高くなく
過ごしやすくて良かったですね。
こんな日は読書も良いペースで進みます。
動物の話の本や、
星座の話──
占いのこと、歴史のこと。
服飾や料理の技術についてなど──
私の知らないことはたくさんあります。
夏休みの間に
たくさん本を読めるならいいことだと思います。
自由になる時間が
いつもより多い日々──
少し無謀な挑戦を口にしても
忙しい毎日だったころと比べたら
そんなに笑われることもありません。
読みたい本ばかりでなく、
他にもいろいろ
できることはありそうだし──
石をひっくり返して
見たことのない虫を探す子供たちに
付き合っていると、
外に出る機会が少ない日々よりも
虫の種類を学ぶ機会も多く──
新種の発見だって可能性がゼロとは言えません。
工作をする年上の姉の
手伝いをすると──
仕掛けで動く牛乳パックの部品の組み合わせは
複雑な仕組みを知る助けとなる。
今は明らかに、昨日より
鉄道や宇宙船の構造を知る日に近づいているし、
自分の手で組み立てる時も──
新しい乗り物に身をゆだねて新しい場所を目指す日も
近づいている──
しかし、そこまではこの夏休みに
可能になる範囲ではないでしょうね。
残念ですが──
宇宙に飛び出して、この孤独だった地球が
初めての友達と出会う瞬間を
自分自身で引き寄せることは
夏休みがどれだけ長く感じる期間であっても、少し難しいのでしょう。
いつもの日々より
比較的大きいくらいの
目標を抱くことを許されながら──
あとは、実現に近づくために
体に気を付けて元気に過ごすのが
子供たちの最も大切な方針です。
夏の暑さを乗り越えようとする知識が
長い夏休みを経て、やがてどこへ到着するのだろう──
読書がきりの良いところまで進んだら、空いた時間は宿題をするつもりです。
7月のうちに終わらせておきたいと考えています。