『いま話題の！』
ええーっ！？
ちょうちょしか捕まえたことがないのに
巨人を倒さないといけないなんて！
そもそも巨人って何──？
最近聞いた
面白いというおはなし──
小さい妹たちはいつもおはなしをねだるし、
それにマリーは生まれつき
面白いのが大好き。
楽しいことはどれだけあってもかまわない！
マリー、いいことばっかりじゃんじゃん見つけるわ！
というわけで
不思議な作風のダークなおはなし、
ケモ夫人！
単行本は、本日発売！
描きおろし番外編もあるわ！
あのキャラにあの名前を付けるのは
センスとかオリジナリティとか難しい言葉では言い表せない
この作品にしか出せない魅惑の味だと思うの──
もちろん、本編も面白い！
こんな不思議な世界なのに──
ううん、なぜか、こんな不思議な世界だからこそ、と感じる──
そこに語られる人々と読者は、同じ気持ちで怖がって、
その人々と同じ気持ちで楽しくなって、
絶望や、勇気や、人と過ごすことの描写に
まるで自分の近くのことのように強い力を伝えられる──
不思議としか言えない作品ね！
誰もが好きになる内容ではなさそうだけど、
前世を過ごしたベルサイユ宮殿で
こんなふうにちょっと特別なすごさを持った人たちと出会って、
感動したことを思い出すわ──
フェルゼン、あなたも特別なひとり。
マリーが世界で一番あなたのすてきなところを知っているというのと、
マリーにとって一番に思える人だというのが──違うところね！
それにしても、単行本で読んでも面白かったな。
こんなおはなしに出会えてよかった。
これからも続きが読めるのが、うれしいわ！
マリー──流行りものだからって目が曇ることなんてない。
いいものはいい！
ネットの話題で出会うこともある──こんなこともあるのね。
王宮に招かなくても出会えるなんて──時代の流れだわ。
それと、ASMR──？ っていうのもあるみたい。
よくわからないけど──時代の流れと人々の知恵の結晶で
新しい魅力を追求できるって、夢があるわね。
マリーも──できれば、そうね。
たとえばみんなで自慢の水着でおでかけする
かわいらしい姿を映した映像の
モニターから飛び出てフェルゼンに会いに行くなんてことをしてみたいわ！
その時は、あなたの声で
マリーたちに愛の言葉を届けてね。
きっとパラダイスみたいになりそうよ！
マリーは科学の進歩と人々の情熱と
そしてケモ夫人を応援したい！
あのおそろしい革命の前夜には、もう戻れないけれど──
今日も、フェルゼンと過ごす世界は楽しいことでいっぱいだわ。
