青空

『そらがいる』
おいもがある!
かぼちゃがある!
たくさんたべる
ひとがいる!
ごはんのじかんが
ちかづくと、
おてつだいの
こどもがあつまり──
かわをむいて
おりょうりをして
そらが、みんなをおうえんする。
かわをむいて
えらいねえ。
にこんで
よくかきまぜて
えらいねえ。
あじみをして
えらいねえ。
そらちゃんも
おうえん、がんばってね。
がんばる
みんながいて
ごはんはつくられる。
そして、なんと
おいもやかぼちゃが
おうちにとどくまでに──
つくるひとと
はこぶひとと
うるひとが
いるという!
えらいねえ。
がんばったね。
おうちのなかが
おいしいにおいと
よろこぶこどものこえで
いっぱいなのは──
みんながいたから。
そして
よくたべ、よくよろこび、よくおてつだいをして
おいしかったらうれしくておどりうたう
そらと
みんながいるから。
おにいちゃんもおどってうたう?
そらは
りっかがおしえてくれた
うれしいときのおどりをおどる!
おにいちゃんがおしえてくれたら、やっぱりおどる!
でも、まだちいさいから
あの
そらのあたまより
おおきいおおもりのおさらを──
そんなにたくさんたべられない。
あれは
おいも!
かぼちゃ!
おうちじゅう
いっぱいの
おりょうり!
だ!
ぜんぶぜんぶ
そらがおおきくなるまでまっててね。
のこさずたべるようになる!