青空

『かぼちゃのひみつ』
なぜおいしい?
ごはんも
おやつも
あまーいかぼちゃ。
とろとろ
していて──
おいしい!
ほくほく
していて──
ふーふーするの、
たのしい!
とってもよいものは
かぼちゃ。
やがて
そらがこどもから
おとなになって
すべてのかぼちゃのおりょうりを
たべつくすそのときまで
かぼちゃのおいしさは
とまらない!
おいしいわけを
きいたら、
からだにいいから
なんだって。
しってた?
あったまるから
からだにいい
なんだって。
あまくて
こどもでも
おなかいっぱいたべるから
いいんだって。
そうなのか!
そらは──
かぼちゃのおいしいことを
みんなにおはなしするよ!
おともだちにも
おしえにいくよ!
あ。
でも、さいきんの
おともだちで
よくあそんだ──
まじょと
あくまと
ばけねこが
おみせのどこからも
いなくなった──
あんなにいっぱいいたのに。
はろうぃんがおわって
かえったっていうよ。
せっかちだね。
もうすこし
まっていたら──
よいこのそらが
よいことを
もっといっぱい
おしえてあげたの。
おいしいものは
かぼちゃだと──
おにいちゃんにも
おしえてあげる!
まじょとあくまと
ばけねこを
どこかでみつけたら
おしえてあげてね。
ごはんにも
おやつにも
いいよ!
そらがいってたよって。