青空

『おどろきそら』
おにいちゃん
きいて!
そらはおどろくと
とびはねて
たのしくなって
おおごえをだす。
つぎに
おこられる。
なにごとかとおもった!
って。
そらは
おこられちゃったーって
なるの!
けさは
おきたら
おにわがあめでぬれていた。
わーっ
これ
ぬれたくさをふむの
たのしいやつだ!
すべるよって
おこられるやつ!
そらが
おこられるやつ!
このまえから
あめがふるといいなあ
くさをくしゃっとして
おこられるんだー
だから
はやくふれって
いってたら
ふった!
ほんとに!?
あのね。
そらはこんどは
おにいちゃんがいいな。
ふれふれ
おにいちゃん。
ひゃくにん
そらからこんこん
ふってこい。
それから
おにぎりがいいなあ。
ふれふれ
おにぎり!
おにいちゃんとたべるの。
そらがねむったら
よるのあいだに
あめがふり
おにいちゃんがふり
おにぎりがふり
めがさめると
いいことばっかりおきていたって
わかるの!
おひさまがでるから
そらにもわかる。
そら
よくねるよ。
あさになったらおきて
おどるよ。
そらは
いっぱいおどって
おこられて
おどりたい。
ひゃくにんで
おどりたい。
おにぎりをもっておどるそら。
おにくも。
かれーも。
だからそらは
きょうもねるのが
たのしみなの。
あしたのあさも
はやおきできていいねえ。
あさは
おひさまがでる。
そらがはしる。
おどる。
さわいで
おこられて──
おにいちゃんへ
いいことがあったって
おしらせにいくの!