青空

『おべんきょう』
はるかが
おしごとにもどっていったよ。
にこにこして
やっぱり
はるかがいないとだめだなあ!
って、よろこんでいるよ。
はるかがうれしいと
そらもつられてうれしい。
でも、あそぶのも
おべんきょうも
あんまりたくさんみてもらえないの。
そらがひとりで
しないといけないな。
ごほんをひろげれば
なんでも
おべんきょうできるからね。
あ! い! う! え! お!
おぼえた!
いち! に! さん!
おぼえた!
えー! びー! しー!
はるかといっしょに
おべんきょうしたから──
そらはもう
たくさんしっている。
しらないことは
なんでも、じぶんでおぼえられる。
ちきゅう! つき! たいよう!
にほん! がいこく! ひろいうみ!
さる! かに! うしのふん!
えほんには
なんでもかいてある。
うまれたばかりの
いっさいのこども、
そらが──
せかいじゅうのできごとを
ぜんぶおぼえはじめたよ。
はるかがおやすみできたおかげだよ。
みんながはるかを
おやすみさせたからだよ。
そらがどんどんかしこくなる──
そうすると
そらもうれしい、
おうちのみんなもうれしい、
そらがよろこんで
でんぐりがえしをするから──
おうちのみんなも
でんぐりがえしをするにちがいない。
はるかがまた
おべんきょうをみてくれたら
かしこいそらがいて、おどろくよ。
またよろこぶよ──
そらちゃんはかしこいってなでてくれるよ。
よろこんだときは、そうするの。
そらも、よろこんで
はるかのあたまをなでたくなるにちがいない!