青空

『おみくじ』
じんじゃで
みつけた
ゆかいなもの。
いちまいひくと
わーっていって
おかおがおもしろくなる。
ひろげて
みせて
あるきたくなるの。
それが
おみくじ。
ながいひらひらのかみいちまい。
なにがでた?
なにがでた?
ぎゅーっ
だっこして
だいじにする。
かみいちまいなの。
とってもいいかみなの。
いいなあー
みんなおみくじひけていいなあー
そらにも
ちょうだい。
ひかるの
しょうきちと
ゆきの
ちゅうきちと
こさめの
だいきちと
つららの
だいきょう
そらが
だいじにするから
ぜんぶちょうだい!
もらっちゃったら
しまっておくの。
そらのもの
おたからがふえて
うれしい
うれしいーの。
だから。
ね。
ほしいー
ほしいー
みんなのおみくじ。
つららがはじめに
はしっていって
いいものをひくから
もしも、ゆきがあんまりよくなかったら
こうかんしてあげるねって
まっさきにひいた
だいきょう。
じぶんでひけば
みんなにはあたらない!
ねらってひきあてるなんてすごい!
つららをかこんでおどろいた
いいおみくじ。
いちまいなのに
みんながよろこんで
おはなししたくなってばかり
なのよ。
そらのおたからばこに
みんなのうれしい
とじこめて
とっておくと
そらがしあわせになるよ。
やってみて!
そらにまるごと
どっさりあげてみて!
おしょうがつのおたのしみはおみくじ。
いちねんのよいこと
ぜんぶまとめてふってくるの。
そらがほしがる
うれしいことばっかり
いちまいのなか
いっぱいあるんだよ!