『手に汗握る』
やっぱり一番盛り上がって
熱くなれるのは──
劣勢からの逆転。
残り時間が一分を切ってピンチのマークがついているのに
耐えて耐えて命をつないで
そこからついにつかみ取ったチャンス──
たとえば、自分の力を実感する
うまくいった試合もいいけれど
追い詰められた場面でしか出てこない
自分自身でも驚くような──
あれを底力というのだろうか。
チャンスの女神の前髪というのかもしれない。
ともかく──一緒に戦ってくれた味方と
ぎりぎりの意地の張り合いを楽しませてくれた相手チームに
感謝をする瞬間だ。
それにしても、真剣に挑むという意味なら
相手がいる力比べだけじゃなくて
自分自身の中身と戦う時もある──
日陰の過ごしやすい場所で
開いた本に向き合う小雨も──
物語が佳境に差し掛かったと思われる頃の
額も汗ばむ、あの真剣なまなざし。
宿題に真面目に取り組む吹雪の
答えを見つけた時の瞳の輝き。
戦いに集中していたことに気づいて
ふと目を上げた時に
同じように本気で挑み続ける仲間がいたことを
初めて知るというわけだ──
人はいつでも挑戦を続けるのをやめない
暑苦しい存在だ。
今日も──
曇り空とはいえ、蒸し暑い時間もあった日。
水分補給を忘れずに
適度に休憩もして──それが難しいんだけど、
そしてしっかり栄養をとってよく休んだら
明日になれば
また──
時々は身の丈にも合わない場合もある
好きなことを──特別なことを始めるのだろう。
でも、今回のフェスは明日の朝で終わりなのか。
悔いのないよう──しっかり遊んでおきたいものだな!
ホラガイは買い取ってくれるというものの、
くじ引きしておきたい人はきちんと使い切って
それからフェスTのメインギアパワーのかけらが必要だったら回収して
そして、よく遊んで──
明日を迎えることができたら
きっと楽しいだろうな!