『こさめちゃんのばしょ』
ふー
あついあつい。
あせがだらだら
こぼれてくる。
こんなとき、みんながさがす
すずしいばしょ。
そこには
つめたいのみものがあって──
アイスやひえたみずようかんも
ならんでいて──
なによりいちばんいいのは
みんなのだいすきな
こさめちゃんがすずんでいるという。
やさしいこさめちゃん。
おもしろいえほんをしるこさめちゃん。
にじこをおひざにのせてくれるこさめちゃん──
そんなばしょがあったなら
せかいじゅうのみんながさがすにちがいない。
うみをわたり──
さばくをこえ──
やがて、たどりつくすずしいばしょ。
うわさはどこにいてもきこえて
かたりつがれていくにちがいない──
でも、いったいどこにあるのかな?
こんなにあついなつ、
つめたいのみものがあるばしょなんて──
たくさんのしゅるいのアイスとみずようかんがあるなんて──
それはほんとうだろうか?
ゆめのようなおはなし。
おにいちゃんなら、どうやってさがすだろう?
こさめちゃんのあとをおいかけて
こっそりついていこうっていうこがいるよ。
じしんあり!
だって。
または
のみものはキッチンにあるのはわかっている、
はりこんでまっていようっていうこがいるよ。
これなら、まちがいない!
だって。
ほかにも
まほうで、おくりもので、ちえをつかって
こさめちゃんのこころをひらいて
おしえてもらおうとするこがいるよ。
それは、こさめちゃんとなかよくなりたいこどもたち──
そうしたらにじこはね、
なにしろかわいいにじこだもんね。
こさめちゃん!
すずしいばしょ
おしえてねってきくの。
おすすめのばしょ
おしえてねって。
きっと、にじこのことを
だっこして
ほかのこにはひみつだよって
おしえてくれるんだよ。
すずしいばしょが
ほんとうにあったなら
おにいちゃんにだけ、あとでおしえてあげるね──
ちゃんと、こさめちゃんには
おにいちゃんだけならいいですかってきいてからね!