青空

『うれしいことだ』
やったー!
おみやげに
ケーキをかってきてもらったよ。
やったー!
つららおねえちゃんが
ばんごはんをつくるよ。
たまごをわって
こぼれて
おおさわぎだ!
たのしいよ。
やったー!
はるかおねえちゃんが
げんきになった。
つららおねえちゃんのよこで
にこにこしている。
そのよこで
おにいちゃんがにこにこしている。
ふぶきちゃんが
むずかしいことをいいながら
うろうろしている。
ほたおねえちゃんが
おもしろいえがらの
えぷろんとか──
かわったふくをもって
おにいちゃんをみながら
うろうろしている。
たのしいひは
うたとおどりと
おいしいものと
きれいなおようふくがあるなんて
それはいちばんいいのだ──
みぞれちゃんがいう。
なんにもなくても
たのしいのでは?
つまみぐいしながら
ヒカルちゃんがいう。
そのあとで──
おいしいものは
あったらいいかもしれない、と
つまみぐいしたおさらをみながらいう。
そらはね、
おにいちゃんがいれば
たのしいひだ。
はるかおねえちゃんがいれば
たのしいひだ。
うすぎではしりまわって
さくらがきがえをもってきたら
たのしいひだ!
あーちゃんが
おにいちゃんをのぼりはじめる。
たいへんだ! だっこだ!
たのしいね。