青空

『ねてた!』
あっ!
よくあそんで
よくおどっていたら
そら、
ねむくなったから──
そうしたらもう
こんなじかん。
ゆうがただ!
おうちにもどるじかんだ!
てをつないで──
うたをうたって──
もう、おそとで
あそぶじかんはないよ。
うわーん!
うっわーん!
もっと
はしりたくて
げんきいっぱいなのに!
ねないで
あそびたかったー!
そしたらね、
ねるこはそだつから
そらはすぐ
おおきくなって
もっといっぱい
いろんなあそびができるってきいたの。
おにいちゃんも
おねえちゃんたちも
こどものときは
よくねた。
ねて
ねて
またねた。
だからおおきくなったの!
そうなの?
おにいちゃんも
こどものときは
よくあそんで
よくねて
おおきくなったの?
どのくらいねたの?
そらくらいのとしの
こどものころ──
こどもは
ねると
おおきくなる。
そんなことって
ほんとにあるの!?
そら、
おおきくなったら
おにいちゃんみたいに
はやくはしって
おにいちゃんみたいに
ちいさいこどもとあそんであげるよ。
どんどん
ぐんぐん
あのこもこのこも
そらも──
こどもがそだつよ!