『会議は踊る』
めんどくさいお話は
ぜんぶまとめて吹き飛ばす、
それが愛の力。
楽しく鬼を追いかける
豆まきのイベントも過ぎて
みんなはどうやら新しい島への冒険の旅や
アップデートが来たイカやタコたちの世界を楽しむのに
いそがしいらしい。
いくら春が近づいているからと言っても
まだまだおうちの中で過ごす時間は長いんだもの。
趣味はどれだけたくさんあっても多すぎるなんてことはないわ。
そんな中──
少し前からキッチンを出入りする機会が増え
お料理に興味を持ち出した年ごろの子供たちが──
なんだか相談をはじめて
真面目な顔をしている。
やっぱり、作るからには
いちばん何よりも喜んでほしいんだもの。
夢は大きく、
たくましく。
だけど──
いざ実際に手を動かして
お料理を作っている時は
みんなで考えたいろんなアイデアや
積み重ねたすばらしいひらめきだって全部吹き飛んで、
自分が積み重ねてきたものだけ──
まるで何も飾らない
生まれたままの姿をさらけ出すような気持ちになる瞬間があるという。
それは、ある日は
冬の家族をあたためるやさしいぬくもりを込めたお料理で。
またある時は
大事なただ一人のためを思って──
どんな趣味にもそういう時ってあるらしいわ。
そして、お料理好きがつい力を込めて
趣味に没頭してしまうのが──
今の時期らしいわ。
誰かのために夢中になれる。
マリーもそうありたいものね。
そんなわけで、いろんなアイデアで盛り上がって
今年のバレンタインは今までにない
なんだかものすごいことにしたい!
そう語っていた夢の数々は
いったいどれだけかなうのかしら?
冒険の旅が──楽しすぎるのが邪魔をしてしまったら大変ね。
でも、それも今年の冬の過ごし方。
これからいったいどうなるのか誰も知らない──楽しみばっかりが待っているわね。
今日もいろんな話し合いと
生身でぶつかっていく体で
人々は行ったり来たり。
大きすぎる空想をいつも抱えながら
やがて夢をかなえる子も、その中には存在するに違いない──きっとそのはず。
マリーがそうだったら本当にいいんだけどね、こればっかりはわからないわ。