『おてつだいやさん』
あのこは
うまれたばかりの
おてつだいやさん。
なにができる?
なんでもしたがるが
なんにもできない。
ちいさくて
ちからがなくて
すぐあきるよ。
みんなとなかよく
おやくにたちたい
きもちだけが
ほんもの。
だから
どこにいても
ひとをさがしている。
すぐに
はしってくる。
おてつだいする!
するするー!
はこぶ!
うたう!
そしておどる!
かたづける──!
うまれたてのおてつだいやさんが
かつやくするきせつがやってきた。
なんでもしたくて
はしるきせつがやってきた。
そして、なんにもしないで
あそぶきせつがやってきた。
そのひのことを
はる、とよぶ──
あのこがよろこぶ。
みんなもよろこぶ。
ほら!
そらちゃんがはしっている。
おてつだいしようと
こっちにやってくる。
どこにいようと
かくれていたって
おてつだいをまつひとを
みつけだす。
そこだ!
きっと、そらちゃんのかんがえはあたっている。
おてつだいをまっているひとがいる。
だって、はるになると
みんながおかたづけをはじめるって
うまれたばかりのあかちゃんでも
きっともう、しっている。
おそうじだ!
おかたづけだ!
あのこがやってくる!