青空

『でんしゃをみようよ』
そらがみるおしゃしんは──
でんしゃ。
そらがあそぶおもちゃは──
でんしゃ。
みんながかおを
くっつけあって
みつめるおしゃしんは──
ママなの。
そしたらね、
うららはね、
ママのおしゃしんより
でんしゃのおしゃしんをみたくって、
ママのアルバムより
でんしゃのおもちゃであそぶの。
わ!
そらも
そっちがいいな!
でんしゃのおもちゃは
うららのたからもの。
しまったはこから
じゃんじゃんでてきて
あそぼうってそらをよぶよ。
うららが
そらをみつめて
でんしゃも
そらのほうをみている──
そしたら、そらはね──
でんしゃを
はしらせたり、
そらをとばせたり、うみにでたり、
たたかわせたり
そのあと、ねかせるときは
こもりうたをうたってあげたり
したいよ!
そらのたのしいは
うららと
みんなと
あそぶおもちゃ。
いつも、とんだりはねたりしてあそぶよ。
おまけに
はしゃぎすぎて
おこられるよ!
わーい!
たのしい。
うららは、でんしゃであそんで
おとなになったら──
なんと、げいのうじんにも
しゃちょうにもならないで
うんてんしになるの。
そらはおおきくなったらね、
そしたらね、
なにになろうかな──?
おにいちゃんになろうかな?
おねえちゃんもいいな?
しゃしょうのおぼうし、かしてもらったの。
そらちゃん、
しゃしょうになるの? ってみんなにきかれるよ。
しゅっぱつしんこう!
みぎよし、ひだりよし!
おもかじいっぱい、よーそろー!