さくら

『はるかぜ』
ごうごう
おおかぜのきせつだ。
びゅうびゅう
あらしのおとだ。
さくらをこわがらせる
おそろしいぼうふうだ──
くすん。
いま、きせつは
はる。
おおきなかぜがふくころ。
それにしたって
つよいかぜだな。
どうしてこんなに
ふくのかな?
どんなにものすごいしぜんのちからだって、
まいにちふいているなんて──
どこかから
パワーがやってくるはず。
あるとき、
はるかおねえちゃんはかんがえた、
という。
すごいすごい
エネルギーなら
しっている。
それは、だれかをおもうちから。
あるときは
かぞくのため。
またあるときは
こいのため。
そのりょうほうでもいいよ。
きっとすごい
おもいのちからが
どこかであふれているような
そんなきがする。
はるかだから
わかるの!
って、いってたよ。
あーちゃんもにこにこ
そうだっていってるみたい。
どこかのつよいちからを
かんじているみたい──!
それは、さくらちゃんにもあるちからだから
こわがることはないかもね。
はるかおねえちゃんがそういうの。
なるほど、そういうこともある。
つよいあらしのきせつに
さくらはいきる。
つよいおもいをむねに──
あいのために。
お兄ちゃん!
おおかぜがこわかったら
さくらのところにきてもいいよ。
ふたりでぶるぶる
ふるえて
はげましあっておおかぜをのりこえよう!