海晴

『休日』
寝坊した!
あわてて起き上がると気付く、
今日は日曜日。
そして一安心──
こんなことが平日で起こらないように、
体を休めておかないとね。
それに必要なのは、
このまま二度寝
それとも適度に体を動かして
リラックスできる運動か──
でも、頭が回らなくて
なかなか答えが出ないときは
すなわちおなかがすいている時だ!
というのも真実だものね──
やっぱり、時間がある日は
ゆっくり朝ごはんでしょう!
まだまだ若いお姉さんでも
そのくらいのことは知っている。
そうして過ごしていると──
四月半ばのこんな穏やかな日は、
これからやってくる初夏の過ごし方で話し合う
にぎやかな声。
優しい春が来た後は、
いよいよ日差しもだんだんと強く
ところによっては半そでで過ごせる日もやってきそう。
そんな時、
子供の多い私たちの家族は
選択肢を迫られる──
せっかくだからやってみようか?
どーんと、
思い切ったことを!
それともあるいは
ふだんから毎日、一生懸命なのだから
まぶしい日差しの強い日には
のんびりすることを考えるか──
卵も上手に焼いてよく噛んで
テーブルにつく私と──
朝から元気いっぱい、
急いで楽しいことばっかり詰め込みたがるみんなの声。
どっちが私の日曜日の気分にちょうどいいだろう?
はたしてどちらが、ゴールデンウィークまでに優勢になっていくのだろう。
なんとなく答えを知っている気もする。
でも今は──
まだ、わからないことにして
みんなと話をして
遅く起きた子には卵も焼いてあげて、
一緒に過ごして決めていきたい気分なのだ──