『楽しかった日は』
今日は早めにお風呂に入ります。
家の中にいれば
そんなに汗をかくほどでもない気がしていたけど──
よく晴れたし、
長かった冬の習慣で
なんとなくみんな
日なたに行きたがるし、
外の景色を眺めて
お話をするのも楽しいし──
何より、家の中だって
走り回ることはできなくたって、
いつもじっとして大人しくしている子ばかりでは
ないのだから──
窓を開けて風を通すこともあんまりなかったし、
気が付くと
汗をかいてお風呂に入りたくなっている
そんな自分に気がつくのです。
でも、いいですよね。
別にいつものように
靴や帽子を慌てて脱いで服も脱ぎ散らかして
廊下を走っていくこともなく、
庭から追いかけっこしていた勢いのまま
お風呂場まで追いつき追い抜き
していくこともなく
みんなの気持ちが
お風呂へと向かった時、
取り合いするみたいに先を争って行かなくたって
すぐに入れるようになっている。
思い立ったら
すぐにさわやかに
せっけんの香り。
そう考えると──
ちょっと狭くて小さな子たちは大変そうだけど
家の中で過ごす日も
そんなに悪いことではないと思います。
いろんな遊びもできたし──
もし、このまま夜更かしをして
新しいゲームの紹介映像の時間まで起きていたりしたら、
もっと興奮して
汗で大変なことになったりしていたでしょうね。
そう考えると、まだ子供でよかったかな。
明日の朝に見るまでがもどかしいけれど──
発売は、一か月も先。
きっと、そんなに待ちきれないほど興奮したりする紹介映像だとか
あんまりないだろうから──
今日は少しくらい待つのも大丈夫です。
それじゃあ、ほどよくほかほかに暖まったところで
お兄ちゃん、おやすみなさい。
おうちの中にいても──夜にはすっかりお布団が恋しくなるにぎやかな日でした。
明日はさすがに、こんなに騒がしくはないと思います!