小雨

『楽しもう』
最近寒い日が続きます。
少し前までぽかぽか穏やかだったお正月──
それなのにあっという間に
冬は厳しさを増し
はたして小雨は
この寒さを越えて春を迎えられるのでしょうか?
もうお姉さんなのに
怖がりで──
一人ではとても
乗り越えられない気がします。
それが寒い冬ということ──
小雨のような弱い子がいたら容赦なくさらっていってしまいそうな
強い北風、
こごえる日々──
でも、冬の毎日には
やっぱりなんだか
心がうきうきする出来事もあるのです。
クリスマスにお正月、
節分もこれから──
今日はフェスもあって
みんなで参加して
100倍マッチにも勝って大満足だったって!
戦績を見たら、6キル3デス!
なんだか、0デスの好成績ばかりだった味方に助けてもらったようなところもあるけれど
何よりも楽しむことが
いちばんだ!
そんなふうにして──
冬に起こるいろんな出来事を受け入れながら
もしできるなら喜びながら、
遠い春を待って過ごしていけたらと思っています。
今日はついに私たちの街に雪もちらついて
これからがんばっていきたいと
決意もたちまち揺らいだ小雨でしたが──
子供たちが雪を見てはしゃいでいるのは
とってもうれしそうで──
本当は、雪が降る日って
小雨みたいにすべったり泣いていたりするばかりじゃなくて
少しときめく日だったりするのかもしれません──
そう思えたらいいですね。
小雨が一人では生きていけないのは
そういう部分もあるのだろうか──?
みんなを見て思い出さなければならないことが
いっぱいあるからだろうか?
でなければ冬を越せない──
小雨はお姉さんになっても、そういう生き物だろうか?
今日もとっても寒い日だ。
みんながいなくてはいけない日だ。
がんばった小雨がやがて春を迎えるとき──どんなに喜ぶのでしょう。
小雨には、まだ想像ができません。