虹子

『やまもり』
ゆびおりかぞえる
ゆめのようなできごと。
たのしい、おしょうがつ。
それにそれに
もうすぐ
クリスマスがやってくるの。
ほんとう!?
だって、クリスマスって
とくべつなひだって
えほんでよんだもの。
もしかすると
ほんとうかもしれないな──
だって、
キッチンにはたくさんの
おにく
おやさい
おくだもの。
……おくだもの!?
くだもの。
いちごもぶどうも
えほんでみたような
せかいじゅうのくだものがあるよ。
クリスマスのごちそうの
たくさんれんしゅうだって
ホタおねえちゃんはいうよ。
まなんで
つくって
できあがると──
クリスマスパーティーによばれたひとは
みんな、よろこぶからね!
いったい
どれだけたくさんのひとを
よぶのだろう──
ちいさいこも
よぶんだって。
かわいくて
くいしんぼうで
すてきなおにいちゃんがいるおんなのこを
よぶよ!
だって。
わあ!
まるで、にじこみたい。
きっと、クリスマスによばれたら
よろこぶこどもだ。
なかよくなれるかな?
ちょっと、どきどきするな。
あれっ!?
でも、それって──
よばれてるのって
にじこじゃないかしら!?
くいしんぼう……だいすきなおにいちゃんがいる……
いま、きがついたけど
ホタおねえちゃんが
にじこをからかってみたのでは!?
そう、ほしふるよるは
もうすぐだ──
おいしいものたちもあつまって
うたいおどり
クリスマスをまっている。
にじこのてもとに
しょうたいじょうがとどくなら──
それは、ゆめにまでみた
かぞくみんなのパーティーがはじまるとき。
そろそろプレゼントのしたくもしておかなくっちゃ!