虹子

『ちょうさちゅう』
しらべよう!
おぼえよう!
こどもには、まだみぬせかいが
たくさんある。
ホタおねえちゃんは、へんそうをするために
おにいちゃんのことを
あたまのさきから
すきなたべものまで
いろいろしらべたいのだけど──
おにいちゃんにきいて
いいかどうかたしかめないといけないの。
それに、おうちのおしごとが
あとまわしになってもいけないから──
ほぞんのきくおりょうりを
きょうまでかけてつくっておいて、
みんなのおなかがあんまりすかないようにするんだって。
ホタおねえちゃんはかんがえたね!
だから、おにいちゃんが
すこしだけならいいよっていってくれたから
きょうからついに
おにいちゃんにへんそうするしらべものをはじめるの。
そんなにすぐには
おにいちゃんになれないから──
なんだって
ホタおねえちゃんは、いってたよ。
おにいちゃんの
いいところをしらべるおしごと──
たくさんすすむといいねえ!
いっぱい
かぞえきれないほど
わかるといいねえ!
ぜーんぶ
おぼえておきたいね!
にじこも、しりたいな。
だから、ホタおねえちゃんの
おてつだいをして
おにいちゃんをよくみたよ。
なるほど──
めがふたつ
はながひとつ
くちがひとつ
だったとは!
だいたいにじことおなじだね。
にじこのしっていること!
かぞくだから
にているの。
ホタおねえちゃんも、にじこも
すぐにヒカルおねえちゃんになれるし
おにいちゃんになれるよ。
こんなに
よくみているから
まちがいない!
つららおねえちゃんなんか、おにいちゃんのかおをつかんで
ぐりぐりしながらしらべている。
いいこと、みつかった?
おにいちゃんのこと──
みんな、まだまだしりたいな!