さくら

『わくわくの日』
テレビを見よう!
テレビはいつも楽しいな。
ようちえんで
かなしいことがあった日も──
おとこのこに
なかされた日も
マリーちゃんや
みづきちゃんに手をひかれて
テレビを見ると
とってもゆかいで
たのしくなるよ。
おどりだしたり
うたいだしたり
こどもがうるさいのは──
だいたい
テレビがたのしいから!
だから
うるさくても、あんまりおこらないでね。
きょうのおもしろい
テレビのおはなしは、
はるの日!
あたらしいはじまり、
はじめのいっぽ。
ゆうきをだして
ふみだしていく
まだなんにもしらないみち──
さくら、どきどきしちゃう。
まるで
じぶんのことのように
ゆうきをだしたこがいるのは
うれしいな。
とっても
うきうきしてくるの!
さくらも
なにかをはじめたい!
でも、
まだちいさいから
なにをしていいのか
ぜんぜんわからない……
そんなとき、
なんだか
おどりだしたくなるよ。
お兄ちゃんは
とってもうれしいとき、
どうするの?
さくらがうれしい今日は──
今日だったら
さくらといっしょに
おどってもいいよ!
あ!
なにかふんだ!
さくらがおどって
おもちゃをふんだ!
おもしろいおはなしの
つづきは
まだとおい、らいしゅうだというのに──
うええーん!
うわわーん!
お兄ちゃんも
ゆかいなきもちでおどりだすときは
きをつけて、
まわりをかたづけてからにしようね──