虹子

『チョコたべないよ』
ユキおねえちゃんのおへやに
おにいちゃんがあそびにくるよ。
さみしいとき──
さむいとき──
とくにわけはなく
あいたいとき──
おにいちゃんがきてくれる!
そして
チョコをたべてよろこんでくれる!
だからにじこ、
ユキおねえちゃんのおへやにいっても
チョコをがまんするの。
おにいちゃんが
やってきて、
チョコがあるって
よろこんでくれるようにね。
ユキおねえちゃんにもあえた!
チョコもたべた!
よくユキおねえちゃんのおへやにいる
にじこともあそんだ!
そんなに
うれしいことがあったら──
おにいちゃんが
また、きてくれるかもしれないもの。
チョコをがまんして
まっているあいだは──
にじこはどうするの?
それはね。
にじこはたのしい
おどりをおどるよ。
おどると、
たのしいし
あったかくなるし
おどりがじょうずになるし
みんなよろこぶし
おにいちゃんにもみせてあげたいし
ふりふりだし
とってもいいことだ!
だからにじこは
わけがなくても
おどるかもしれないな──
おにいちゃんは、もうすぐあいにくる。
ユキおねえちゃんがさみしいとき──
それは
らいしゅうのすいようびの
ゆうがた!
という、やくそくなんだって。
それまでに
かぜをひかないようにして
みんながユキおねえちゃんのおへやに
いってみたいっていってるの。
まちどおしいね。
たのしみだ。
ついつい、にじこはおどってしまうね。
みんなもそうなのかな?