吹雪

ファイナルカット
あけましておめでとうございます。
そして──もうすぐ
お正月と冬休みも終わり。
楽しかった分、
その終わりを惜しんでいる子は多いようです──
でも、去年の終わり頃に
いよいよ新しい年がやって来ると
心待ちにしていた日々は──
これからが本番。
良い年になれと願った
晦日の気持ちも──
一年の抱負も、
この先の行動に
かかっています。
一年の計は元旦にありと
昔からの言い伝えに倣うなら
今年もにぎやかで
失敗もたくさんあって──
それでも、家族で助け合い
笑顔で過ごすのだろうと、
そうなることがわかっていると言えますが
なにしろ全ての言い伝えが
正確な法則性のもとに語られているとは限らない。
昔の話が正しいのであれば
きょうだいで結婚はできないし
ましてや19人みんなが一緒に嫁いだりする例もあまりない。
だから昔から人が言うことも吟味して
自分たちで新しい時代を切り開いていかなければならないと、
春風姉の新年の抱負などを聞いていると
だいたいそういった意見も存在しているようだと
私は学習しました。
はたして、今年のうちに
私たちがキミに嫁ぐことになるのか?
まだ始まったばかりの新しい年は
どのような可能性も許されていると言えます。
そう考えると、冬休みが終わり
新しい日常が始まって
何かが変わっていくかもしれない日々も
なんとなく楽しそうに思えてきますね。
いつも新しい未来を夢見て
踏み出していくときは
少しの不安と
緊張感と──
それから、説明が難しい
不思議な高揚感を伴っていることが多くあります。
私たちがみんなで迎えた新しい年もそうなのでしょうか?
まだ答えを知るものは、一人としていないはずです──