さくら

『かたをもむ』
はしってつかれて
おねむなみんなのところへと──
おやくにたちたいこどもがゆく。
きのうは
おはなのたねをまき
きょうは
おさらをはこぶこども。
そのこはついに──
かたをもむおしごとを
おしえてもらったという。
つかれてかえってきた
かぞくのために
かたをもむ。
おかたづけをした
よいこのために
かたをもむ。
さくらにせなかを
まかせてみて!
どこがこってますか?
こたえてみて!
ちからも
あんまりなく
てもちいさく
よわいこだけど──
かたをもむことをおぼえたよ。
すぐはしゃいで
ころんで
ないちゃう
さくらだけど
みんなによろこんで
もらえると
なんだかうれしい──
はるがきて
おしごとがおおくて
たいへんで
つかれているひとが
おうちにはたくさんいる。
おはなのたねをまこうか?
おさらをはこぼうか?
それとも
もしかしてさくらが
かたをもみに
はしっていこうか?
さくらがおぼえたあたらしいおしごと──
まだ、そんなにじょうずじゃないの。
でも、なぜだか
やってみたいきもちでいっぱい。
はやくじょうずになりたくて
はるをむかえたさくらのむねは
ゆめときぼうでふくらんでいる。
おかえりなさい!
おつかれさま!
かたをもむ?