『広がる世界』
いつだって、新しいことを始めるのに
遅すぎるなんてことはない。
趣味が増えるのはいいことばかり。
それまで知らなかった、新鮮な体験との出会いが
押し寄せてくるはずなのだから──
さて、一月ももう終わる頃。
お正月に誓いを立てて
いろんな挑戦を始めた子たちは──
そろそろ経験を積み重ね
それぞれのステップアップを夢見る時期か、
あるいは続けることの大変さに向き合うのか──
私もお正月になにか始めたかったけれど
なんとなく忙しさにかまけてそのまま。
でも、一年の区切りは何かのきっかけになるというだけで
いつだって始まりや出会いは
突然訪れてもいいはず。
最近は、おうちの様子だと
春風ちゃんが気合いを入れているお料理に
みんなが注目しているらしい。
誰もが誘われるいい香り、
寒い時期に体の内側から温めてくれる優しさ──
それにもう少し先には楽しいバレンタインデーが待っている。
私だってお料理を勉強しはじめて
何の問題もないはずだ。
なのに──
不思議なことに、まだ経験していない未来を知っている気がする。
はりきって始めたはずが
途中からついつい──
日頃の練習を後回しにしがち。
やがて三日坊主に終わる結末。
これは不思議な力がもたらす警告?
それとも──人にいたずらする妖精が見せる幻?
なんて、知らないふりをするのはほどほどにしておいて、
やっぱりお料理は実用性があって人気の趣味だから
どんな人でもちょっと練習してみて
思ったほど結果が出ずに
上達がゆっくりに感じて──
そのうち忙しさで忘れる趣味、
上位として語られるかもしれない。
でも、無理をするのも続かないものね。
自分に合わせたペースを見つけられたら
それが何よりの宝物といっていい。
続けるか、やめるかだけではなく
暗い森に続いているような先の見えない道を見つけたとき、
進むのか──引き返すのか
ときどき道端に座って休みながら行くことを選ぶのか。
どんな向き合い方が一番楽しいのか──まだ道を行く本人だって知らないことがほとんどだものね。
わかることと言ったら
同じ道を行く人がいたら、少し勇気が出るってことくらい。
私にも、趣味の仲間が見つかるといいんだけどな!
姉妹で誰か同じくらいのペースで続けられている子がいればなあ。
なんてね。