ヒカル

『出会い』
連休も忙しい──
部活への助っ人に繰り出され
いつもの顔なじみのチームや──
今回出会った人たちと
声を掛け合い、息を合わせて
ひとつの目標へと全力を尽くす。
こんなにいろんな挑戦ができるチャンスは
連休じゃなかったら、あまりないと思う。
大変だけど、楽しい日々に感謝だ。
それに、いい試合に必要なのは
頼れる仲間ばかりじゃない。
相手が強いほうがテンションが上がって──
悔しくなるほどうまいプレーをされてしまった時に
なぜかやる気が燃え上がる。
不思議なことだ。
スポーツにはどうしても好敵手がいてほしい──
いつもの練習では出せない力をふり絞るには
背中を任せられる仲間と
死力を尽くして戦うことを要求されるほどの相手と、
それから敵も味方も
気迫をぶつけ合うしかない緊迫した場面で
選手たちを包み込むそれぞれの応援の声と
いいプレーを称える、お互いの歓声。
すべての力を出し尽くして
心地よい疲労の中、
そうして帰ってきた後は──
家族たちと一緒に暖かい部屋で過ごす時間。
これが一番大事かもしれない。
心が落ち着いて
どんなところも見せられる人たちに囲まれて──
失敗したことも
ときどきは自慢話も聞いてくれるなら
そんな特別な時間は──どれほど私の力になるだろう。
落ち着いて座ってばかりもいられなくて
お手伝いに駆り出されることも多いけれど、
それが私の家族だ。
いつでも帰っていく大事な場所。
お休みの日はみんながそろうからなんだかうれしいな。
こんな時間は、誰にでもなかなかあるものじゃないと思うんだ。
私だけの大事な力の源──
それを知っているのは、ここにいる家族たちだけ。
一緒に過ごすこと、それだけ──どこにも明かせない秘密なんだ。