『お正月の大得意』
お正月が終わる。
七草粥もおいしくみんなのおなかに収まった。
これからは元気に
新年に向かって歩んでいく時間だ。
それにしても楽しかったな──
普段は割と手先が不器用なほうだというのに
たまたま習字がよくできたから
なんだかほめてもらえたり──
やっぱり、あの漆黒の
美しい墨の色がいいのかな。
何事も、好きだという気持ちは力になるものだ。
それから、運動が得意なわけではないのに
なぜだか羽根突きだけは勝率が良くて
気持ちよくみんなの顔に墨を塗ったものだ。
どうしてあれほど勝てたんだろうな?
愛する家族たちの顔に墨を塗るとかいう
お正月ならではの面白体験を逃すわけにはいかないという
強い情熱のなせる業だろうか。
何事も、強烈な気持ちは力になるものだ──
それさえ覚えておけば新年も
できないことは何もないという感じがしてくるな。
こんなにおいしくてやさしい味の七草粥をみんなで食べたのだから
何がなんでも健康に過ごしてみせる。
健康でない自分など想像もしていられない
熱い決意がみなぎってくるではないか。
お正月を楽しく過ごしたのだから
いい一年にしないではいられない──
今年もみんなで仲良く。
助け合い──
やりたいことに夢中になって
次の年を迎える頃には
まあまあいい年だったと、
来年もこうありたいと思えたらいいな。
ほんの数日前に──まさにその通りに願ったように、
新しい年もそうであることを。
どんなに大変な時も
面白い顔を思い出して──いや、みんなの笑顔を思い出して
それが力になったらいいな。
それでは、今年もよろしく。
困ったことがあったら相談に来てもいいぞ──きっと笑顔になれるだろう。