『夢を見ること』
今年のおせちも残りわずか。
これだけ家族が多いと、だいたいどれかの具材は
好きな子がいるものだけど──
それでも何かは最後まで残るものだから。
今年の場合はこんぶと数の子。
よろこんぶとかいうダジャレじゃあ
今どきの子には通じないのかもしれないわね。
数の子が多くても少なくても
私たちの家には関係なさそうだし──
まあ、定番の縁起物はだいたい食べてもらえたってことで良かったわ。
おせちがなくなるといよいよ
三が日も終わって日常へ戻る感じがする──
ホタ姉様や春風姉様は
体を休めて日頃の疲れをとれたのかしらね。
年末にみんなで作ったことだし
まあ、おせちだけではなかなかそこまでの力はなさそうだけど
少しくらいは良いお正月を過ごす助けになっていたらいいわね。
みんなもそれぞれ
楽しいお正月だったかどうか──
まだまだ終わるのがもったいないみたいに言ってる子もいるから
きっといいお正月だったんでしょう。
心の中なんて誰にも分らないけど──そうだったらいいな。
私たちもいつまでもぼうっとして
お正月ボケなんて言われるようじゃいけない。
そろそろぴしっと背を正して
新しい年に向かっていくとはこういうことだと
身をもって示さないと。
元日に、毎朝お掃除をする誓いを立てた子たちは
ちゃんと続いているのかしら──
たまには様子を見に行くついでに
ちゃんとしていたらほめてあげてもいいかもね。
だらだらしていられる時期は終わって
それぞれが、いつもの大変な日常に戻っていく。
しっかり英気を養った子も
まだお正月に未練がある子も例外なく
これからの新しい年に本格的に踏み出していかなくっちゃいけないんだから。
つまらないダジャレのおせちはさっさとおなかに入れて
これで多少は明日への活力になるでしょう。
まだまだ寒い日が続くけど
年末年始にはしゃぎすぎて風邪を引いたなんて子はいないでしょうね?
七草粥はもう少し先──
一年の計は、この大事な時にかかっているんだから。
今年もいろいろなことがあるだろうけど
こんなお正月をみんなで過ごしたんだから、きっと大丈夫でしょ。