『やっぱりそうだった!』
秋が来て
ものを思う季節になって──
長い夜にいろんなことを考えながら
みんなもそうなのかなって
過ごすのも──
やっぱり、聞いた話によると
わりとそういう子も
多いらしい。
秋の味覚が豊富な季節、
明日の献立は何がいいか
あんまりいろいろ思いつきすぎて
悩むのと同じくらい──
小さい子たちは
明日のメニューはカレーだったらいい、
それともやっぱりミートソースのパスタ──
だったら苦手なお料理のお手伝いだって
ちゃんと言うことを聞いて──
立派にできるかも!
ということを
ベッドで考えたりして過ごすこともあるらしい。
そうなんだー。
だいたい一緒だと言うことにしてもよさそうだし、
これは将来、蛍のお仕事を受け継いで
キッチンに立ちみんなを支え
栄養満点のメニューをお皿に山盛りにできる
そんな子も多いかもしれません。
あとは──
明日はお兄ちゃんと何をして遊ぼうとか、
かけっこがいいのか
それともそれとも、
考えてみたら
お散歩だって楽しいかもしれないなと──
話を聞いているだけで
こっちがわくわくするようなことを考えたりもするらしい。
なるほど、運動が好きなら
将来はヒカルちゃんみたいにスポーツに熱心になったりなんかして。
お兄ちゃんのことがとっても大好きだから
やっぱり蛍やみんなで
お兄ちゃんの腕の中へと飛び込んで
そうしてずっと一緒に過ごすのかもしれないな──
もうすぐハロウィン。
仮装の季節がやってきます。
今から全員分の花嫁衣裳を作り上げる時間は
残念ながら足りないけれど、
こんなに面白いお話をたくさん聞かせてくれる
おうちのみんなのことを考えながら
とってもかわいいおばけの仮装を
いっぱい作ってあげたいものだ。
今夜もベッドの中で
もぞもぞして──
いろんな夢を見ている子がいる。
お兄ちゃんは、何か、なってみたいものってある?
今年できなくても
いつか未来の参考にしたいと思います!