綿雪

『扉を開けて』
小雨お姉ちゃんはすぐ元気になったみたい。
よかった──
ユキのことをいつも気にしてくれて
あったかくしてくれる小雨お姉ちゃん。
やさしいお姉ちゃんは
いつも元気でいてくれなくっちゃ
いけないですものね。
ときどき体を壊して
困らせてしまうのは
小さいユキでいいんだから──
最近は、涼しいどころか
寒い時間も増えてきて
ユキもしっかり気を付けなければいけません。
無理にがんばるなんて
なるべくしないように
よーし、ばっちりがんばるぞ!
──???
これからだんだん
冬が近づいてきて──
少し調子が悪くなる子も
多いと思います。
早めに休んで
あったかく眠って──
どんなに厳しい冬がやって来たとしても
いい子ばっかりの、わがやの家族。
しっかり風邪なんて寄せ付けないに違いない。
もし、ちょっと
のどがいたいとか
鼻をかみすぎて
赤くなったりしてしまうと
いつもみたいに
いっぱい遊べないし
治るまでは
お兄ちゃんにも会いに行けないかもしれない。
それは考えるだけで
どれだけ長い
大変な時間だろうか──
ユキにもなるべく
うつしたらいけないって
会いに来てくれなくなるから
さみしいし──
みんな、元気がいちばんです!
ユキもがんばるぞ!
あ、えーっと──
無理をしないぞ!
ユキは風邪なんてひきません。
ちゃんといい子で寒さから逃げていく
秋を行くユキの足取り。
ひらり、くるくる──
えへへ。