『因縁』
はるか昔から──
陰と陽、
常世と現世、
おのことおなご──
かくはんされて
時に混ざり合い、
またある時は分かたれ
それぞれの意志を
交わし合うもの──
ある場合は
力比べも
かけっこもして
腕前を競うであろう。
組み合って
決着がついたら
元の通りに仲良し。
でも、やるべきときは
本気になって──
負けられぬ戦いを挑むのも
またお楽しみの一つと言えよう。
にぎやかな五輪の祭典が
もうまもなく過ぎようとする中──
人はときどき
応援する立場から
大舞台へ。
気が付くと、誰もが
あの楽しい
緊張感と──
頬を染める高揚感。
力を試すときがやって来たのじゃ!
というわけで、オリンピックの選手とまでは
わらわの実力ではなかなか比べられないが
子供同士で遊び、
兄じゃにもいっぱい遊んでもらって
そして──
参加するチームを決めて楽しむ
フェスもまたやって来る。
なにしろ、人それぞれ一家言のある
パンとごはんの対決に
第三勢力のパスタも加わるというから
もはや大混戦──
と思ったら
やはり珍しい色合いで遊べるのと
普段からのご愛顧で──
ごはん派の勢力がいまのところ優勢に見えるぞ!
わらわだって
ごはんは好きだけれど──
どれも、いくらあってもいいからの。
全ての勢力に勝利してもらいたいものだが
なかなかそうはいかぬ。
パン派勝て、ごはん派勝て、パスタ派勝て──
どれもちっちゃいくいしんぼうたちの大好物じゃ。
よい試合がたくさんできたらうれしいの──