さくら

『さくらのしらべもの』
さむいふゆ!
さくらがふゆを
のりこえるために──
こんどのにちようびは
おかいものにいきます。
あったかくて
かわいくて
さくらによくにあうふくを
みんなでさがすよ。
でも、さくらは
まだちいさいから
どんなふくがいいか
よくわからない──
リボンのあるのがいいのか
さくらいろがいいのか
まよっちゃって
きめられない。
どうしよう?
いまから
かんがえたり
みんなにそうだんしなくっちゃ。
それと──
にちようびは、あとほかにも
ふぶきちゃんは
ほんやさんにいくのだって。
こたつにあたって
よむほんを──
ふゆをのりこえるまでに
もういっさつ
ほしくなる。
なにしろ、こんなにさむいからね。
だれでもほんは
あったほうがいいとおもうの。
さくらも、いっしょにいって
かってもらえるんだって。
うーん、えらんでおかないと──
さくらににあうふく。
さくらのよむほん。
そうして──
かえりはおいしいものを
おかいものしていこうっていうの。
ひとでがたくさんあるからね!
さくらのたべたい
おいしいもの──
しらべもの、かんがえること、みんなでそうだんすること、たくさん。
つぎのにちようびまで
まだまだ
じかんはあるけど
お兄ちゃん──さくらにきめられそうだとおもう?
うーん、さくらはじぶんではどうなるか
まだわからないな。
もしもきまらなかったら──
そのひのおでかけは、
ひとりだけかなしくなってしまいそう。
くすん。