綿雪

『遊びに来たのは』
あ!
あそこを行く──
手作りの旗をもって
仕事を探す
小さい子供たちは、
あれはおうちのみんなが忙しいから
お手伝いをなんでも
任せてもらいたい──
虹子ちゃんと
青空ちゃんの二人ですね。
とってもけなげな心がけで
うれしいです。
でも、ユキがホタお姉ちゃんの横で
任せてもらっているお仕事は、
弱火にかけた煮物が
沸騰しすぎたり
焦げたりしないか──
鍋を見つめるお手伝い。
火を近くで使うのでは
まだちっちゃい子供たちを呼んで
任せることはできないの。
みんなのお役に立ちたい
小さな子供たちが──
良い仕事を見つけられるといいですね。
それにしても、どうして
いきなりこんなに立派なことを
はじめたのでしょう?
いつもより
忙しそうに見えたのかな?
それとも、クリスマスにもらった絵本で
そういうお仕事が
書いてあったりして──
もしかすると、年末年始の支度に
おいしそうな食べ物のにおいを
感じたからだったり──
なんて言ったら悪いですね。
うふふ。
一家みんな、
全員でできることをして
年越しを迎えようとしているわがやの
暮れが近づく頃の様子は
今年はこんな感じです──
やり残したことが
ひとつもないとは言えないけれど、
それでも──それなりに悔いのない年を
過ごせたと少しでも思えるなら、
こんなにいいことはなかなかない気がします──
年の瀬の
新しい年が来るその時まで
おうちの家族はにぎやかです。
今年も──いろいろなことがありましたね。
おっと、まだお仕事中。
また、時間があるときにそんな話ができたらいいですね。