さくら

『おおきいな』
クリスマスがちかづいて、
おうちのどまんなかに
にょきにょきのびて
みんなをあつめる──
あれは、
さくらがそりかえって
うしろにたおれそうになるまで
みあげるくらいの
おおきなツリー。
きょうも
おねえちゃんたちが
かざりつけする
ぴかぴか
きらきらしたひかりも
ちいさなさくらでは
あんまりたくさんは
できないよ。
いっしょうけんめいに
せをのばし、
うでをあげ──
とおいとおい
ツリーのてっぺんの
ほしをめざして
トナカイや
ステッキや
おりがみや──
さくらのいっぱいの
きらきらをかざるの。
おおきい
おおきい
かがやくツリー。
やがて
おねえちゃんになれば
もっといろいろかざれるという。
そして──
としのせまで
よくがんばった
りっかちゃんやつららおねえちゃん、
ヒカルおねえちゃんに──
こさめちゃんや
ユキおねえちゃん、
みんながみとめる
おうちのよいこたちに──
いちばんたかいところに
かざるといいよ!
がんばったからいいよ!
おすすめするの。
やがて
おうちのよいこになれば
とってもいいおかおで
うれしくにこにこ
かざりつけができるという。
おおきな
わがやのツリー。
きょうも、オーナメントがまぶしいな。
お兄ちゃんも、もう
きれいなかざりをつけた?
どれをつけたか──
さくらがあてっこしてみようっと!