観月

『帰宅』
ゴーストとあくが
気が付いたらとても充実した地方の楽しい旅も
そろそろ一段落し、
イーブイイベントも終わって
あとは最強リザードンに向けて
どの子を対策に育てるか悩むころ──
ポケモンばかりが起動していたゲーム機も
また久しぶりのインクのかけ合いに励んだり
盟友と狩りに行けるようになっていたり
しばらくなまけていた運動で
だらしなくなっている体を実感しながら
汗を流したり──
やがて、またもうすぐ
次は何度目のマルディアスになるのか──
日々、大変な寒い季節も
こうしているうちに乗り越えられるであろうか?
うちの子たちは風邪をひくこともなく
よく食べよく騒ぎ
今日も変わらず元気でいてくれる──
年の瀬も近づき、
友達とのお楽しみ会に冬休み前の区切りのお勉強に
なんだか忙しい時期も
もう目の前──
準備のいい子は
サンタさんへのお手紙も書いて
暖かいお部屋で編み物に挑戦もできたりして
とてもゆっくりと穏やかに流れる時間を
楽しむ季節──
準備のよくない子は
まだ片付けの済んでいない冬服の山へ
寒い朝に鼻を垂らしながら挑みかかり
後で済ませるつもりだったお手伝いの約束に
追われる季節──
兄じゃと姉じゃは
どっちの子もかまってほしがって遊んでもらいたくて
お世話に大変になる季節じゃ。
みんなが──こんなふうにいつもにぎやかに
明るく過ごせる毎日であるとよいな。
そのためには、
運動をしたり遊んで汗をかいたら
みんなでお風呂へ向かってあたたまるのが
いつもよりも大事になる──
準備のいい子はお風呂で楽しむ入浴剤やかわいいスポンジを用意し、
準備のよくない子は
それはそれでみんなでいるのが楽しい──
そんな毎日となるであろう。
寒がってばかりいられない、
助け合えることを見つけて過ごさなければ──
とはいえ、それが一筋縄ではいかないのが厳しい冬。
残り少ない年を──わがやはどのようにすごしていくのだろうな。
わらわの目にも、そこはまだあまりはっきりと見えてはいないのじゃ。